2011/03/08
2009/10/22
ウブスナ
今では考えられない、出産の儀式。結局、予約が取れなくて見られなかったけど、直島の「きんざ」を思い浮かべた。
インターネットも、音楽もない静かな空間で、海から取ってきた砂の上で過ごす空間はどんなだったろう。
直島の「南寺」で、ぼんやりとした光を一生懸命知覚しようとした。産屋に砂を持ち込んだ人も、海の持っているいのちの光を感じたかったのかもしれないと思った。
インターネットも、音楽もない静かな空間で、海から取ってきた砂の上で過ごす空間はどんなだったろう。
直島の「南寺」で、ぼんやりとした光を一生懸命知覚しようとした。産屋に砂を持ち込んだ人も、海の持っているいのちの光を感じたかったのかもしれないと思った。
谷川はあるとき、敦賀湾に面した常宮(じょうぐう)という海村で、ある老人から自分の子供3人を集落の産屋(うぶや)で生ませたという話を聞いた。
産屋は屋敷の片隅にあって、隣りには煮炊き用の竈(かまど)がしつらえてある。産気づいた妊婦がそこに入ってから出産まですることはよくある光景なのだが、この地の習慣では母子は赤児が生まれてからも、その部屋を出ない。それが1カ月も続く。そこまで母子が時をすごす産屋はどんな部屋なのかと聞いてみると、その産屋には畳がなく、海から採ってきた砂を敷いてあるという。その上に藁を敷きつめ、筵(むしろ)を重ね、いちばん上に茣蓙(ござ)を置く。しかし妊婦が代わるたびに、砂はすっかり取り替えるらしい。そこで谷川が、「砂まで変えるんですか」と尋ねると、「ウブスナだからね」と言ったというのだ。
『常世論』谷川健一 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1322.html
2009/08/30
バスキア
昨日は、中央区のギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アートで開催されていた、「BASQUIAT SAITO WARHOL」に行ってきた。
点数は、それぞれ2〜3点と少なかったのですが、ゆったりとしたスペースで他にお客さんはゼロ。非常にじっくりと作品を見られて良かったです。意外だったのは、全品非売品。サイトウさんの作品は、小山富美夫ギャラリーを通して購入できるみたいでしたが。本当に純粋なオマージュ企画だった、ということでしょうか。
お目当てのバスキアの作品は、タテヨコ2メーターくらいの大型の作品。画面右下全体の1/6くらいの面積に、真っ赤な鼻をした黒い骸骨のような人物の描かれた作品。
カラーコピーした自身の落書きをコラージュして、その上からダイナミックに、ドローイングと断片的なメッセージが書き込まれている。
溢れるようなイマジネーションをぶつけた、というよりは自分の断片をコピーして貼り付け、なんとか空白を埋めているように見える。その息苦しさみたいなものがすごく好きなんですが、実際はそんなことないかもしれないな、と計算された美しく世俗的なウォーホルを見て思った。
サイトウさんの作品は、バスキアの大型作品とほぼ同サイズ。昔、デジタルでアート作品の制作をしているという記事を読んでいたけど、説明にはオイルペイントとアクリルとあった。細かいインクジェットの点はあったから出力のあとに手を加えて、質感を出しているのかもしれない。
帽子を被ったバスキアの(多分)肖像。全体にきらめくような模様があって、立体的な生命感を感じました。
http://www.g-sho.com/
サイトウ・マコトが敬愛するバスキアと、バスキアの才能を見いだしたウォーホルに捧ぐオマージュを初公開する。また、バスキアとウォーホルの貴重な名作も合わせて展示する。バスキアがすごく好きなんですが、本物を見たことがなかったのと、第一線で活躍されているデザイナーの展示は、展示方法も含めて、すごく勉強になるので、見てきました。
点数は、それぞれ2〜3点と少なかったのですが、ゆったりとしたスペースで他にお客さんはゼロ。非常にじっくりと作品を見られて良かったです。意外だったのは、全品非売品。サイトウさんの作品は、小山富美夫ギャラリーを通して購入できるみたいでしたが。本当に純粋なオマージュ企画だった、ということでしょうか。
お目当てのバスキアの作品は、タテヨコ2メーターくらいの大型の作品。画面右下全体の1/6くらいの面積に、真っ赤な鼻をした黒い骸骨のような人物の描かれた作品。
カラーコピーした自身の落書きをコラージュして、その上からダイナミックに、ドローイングと断片的なメッセージが書き込まれている。
溢れるようなイマジネーションをぶつけた、というよりは自分の断片をコピーして貼り付け、なんとか空白を埋めているように見える。その息苦しさみたいなものがすごく好きなんですが、実際はそんなことないかもしれないな、と計算された美しく世俗的なウォーホルを見て思った。
サイトウさんの作品は、バスキアの大型作品とほぼ同サイズ。昔、デジタルでアート作品の制作をしているという記事を読んでいたけど、説明にはオイルペイントとアクリルとあった。細かいインクジェットの点はあったから出力のあとに手を加えて、質感を出しているのかもしれない。
帽子を被ったバスキアの(多分)肖像。全体にきらめくような模様があって、立体的な生命感を感じました。
http://www.g-sho.com/
2009/06/04
Tokyo Photo 09
日本初の国際的な写真のアートフェア。
もちろん買える余裕は無いんだけど、いろんな作品を一度に見られそうなのがいいな。
会場ベルサール六本木
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もちろん買える余裕は無いんだけど、いろんな作品を一度に見られそうなのがいいな。
世界基準
東京フォトは 日本初の国際的な 写真の *アートフェアです
世界有数のアートギャラリーが東京に集まり 作品を展示販売する 写真の見本市です
ニューヨークやパリ市場の品質と価格を基準に、美術館クラスの作品を安心して購入できる
マーケット、環境を提供します
コレクションのリファレンスとして 同会場にて MoPA サンディエゴ写真美術館の協力による
『PHOTO AMERICA』展を開催いたします(9千点の収蔵作品から選りすぐりの記念セレクト展)
W. Eugene Smith, Ansel Adams, Wynn Bullock, William Klein, Larry Clark, Garry Winogrand,
Irving Penn, Joel Meyerowitz, Sally Mann, Joan Myers, Ruud van Empel, and Loretta Lux.
*アートフェアは アーモリー(ニューヨーク) フリーズ(ロンドン) アートバーゼル(スイス)パリフォト(パリ) AIPAD(ニューヨーク)
が世界のリーディングフェアとして注目されています
フリーズは2007年開催5年目にして6万人の入場 作品の売り上げは数日間で300億円を記録 一大アート市場を形成している
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会場ベルサール六本木
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2009/04/17
太田健太郎 作陶展
先週の土曜日に銀座の「工芸いま」で開催されていた、太田健太郎さんの作陶展に行って来た。
予備校〜大学時代の友人の結婚式で初めてお会いした予備校の先輩。不慮の事故から仕事を再開された「仕切り直し」の展示だそう。
会場には、ざらりとした手触りの作品が多く、ポストカードにもある、タコや海中の生物を思わせる作品がたくさんありました。
僕は千葉の外房出身なので、なんだか千葉の海が銀座に来てくれたような、そんな気がしました。
そのなかで、まるでご飯粒を集めてできたような、飯椀がすごく気に入って購入してきました。使い込んでいくと風合いがでてくるそうで、すごく楽しみ。
まだ会期があるので、工芸いまとあわせて銀座のギャラリーめぐりの一日などいいんじゃないでしょうか。


どうも会場近くの新橋演舞場では、滝沢演舞城を上演していたらしく、大量の女性が開演待ちしてました。
銀座に突如現れた祝祭の空間。タッキーすごいな。
2009 春 太田健太郎 作陶展
2009年4月11日(土)〜19日(日)※最終日は五時にて閉廊
工芸いま
104-0061 東京都中央区銀座7-17-5
03-3542-5707
11:00〜19:00
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予備校〜大学時代の友人の結婚式で初めてお会いした予備校の先輩。不慮の事故から仕事を再開された「仕切り直し」の展示だそう。
会場には、ざらりとした手触りの作品が多く、ポストカードにもある、タコや海中の生物を思わせる作品がたくさんありました。
僕は千葉の外房出身なので、なんだか千葉の海が銀座に来てくれたような、そんな気がしました。
そのなかで、まるでご飯粒を集めてできたような、飯椀がすごく気に入って購入してきました。使い込んでいくと風合いがでてくるそうで、すごく楽しみ。
まだ会期があるので、工芸いまとあわせて銀座のギャラリーめぐりの一日などいいんじゃないでしょうか。
どうも会場近くの新橋演舞場では、滝沢演舞城を上演していたらしく、大量の女性が開演待ちしてました。
銀座に突如現れた祝祭の空間。タッキーすごいな。
2009 春 太田健太郎 作陶展
2009年4月11日(土)〜19日(日)※最終日は五時にて閉廊
工芸いま
104-0061 東京都中央区銀座7-17-5
03-3542-5707
11:00〜19:00
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2009/02/16
人生は細くて長い廊下
今年ウシ年はまさに自分にピッタリ! いろんな物事を反芻してるから、アウトプットが遅いのです、私は。いまさらながら、08年トリエンナーレ一番のお気に入りの作品。


ミランダ・ジュライ「廊下」
幅90cm、長さ30mの廊下に、49枚のパネルが設置されている。
裏表にそれぞれ日本語と英語でメッセージが書かれている。光沢のあるペンキ(?)で、もりっと厚く書かれている。
今また、同じ場所へ行って、もう一度あの廊下を通って、いろんなコトを考えてみたい。けど、もうあの廊下は消滅してしまった(トリエンナーレは11月30日で閉幕!)。考えてみると、むかし、いま、みらい––と続く時間だけが、自分が始まりから終わりまで歩いていける、唯一の廊下だと気がつく。この寂しい小道には、ユーモアたっぷりに、横から(ヒトの人生を!)からかってくれる、こんな作品がもっとたくさん必要だ。
ミランダ・ジュライ「廊下」
幅90cm、長さ30mの廊下に、49枚のパネルが設置されている。
裏表にそれぞれ日本語と英語でメッセージが書かれている。光沢のあるペンキ(?)で、もりっと厚く書かれている。
今また、同じ場所へ行って、もう一度あの廊下を通って、いろんなコトを考えてみたい。けど、もうあの廊下は消滅してしまった(トリエンナーレは11月30日で閉幕!)。考えてみると、むかし、いま、みらい––と続く時間だけが、自分が始まりから終わりまで歩いていける、唯一の廊下だと気がつく。この寂しい小道には、ユーモアたっぷりに、横から(ヒトの人生を!)からかってくれる、こんな作品がもっとたくさん必要だ。
2009/02/15
最新テクノロジーが描く日本の今昔(?)
巷房ギャラリーで開催されていた、佐藤卓「2つの実験」展に行って来た。
二つのフロアで、
レーザーカッターによるひらがなの造形と、立体人形への360度スクリーン投影を展示していた。

レーザーカッターという新しいテクノロジーに触発されて、ひとつの作品に仕上げる興奮がすごく伝わってきた。レトロなビルの静かな雰囲気の中で、(個人的な思い込みかもしれないけど、)その対比がかっこいいな。
ガラスの向こうの積層がその枚数や、大きく膨らんだカタチにも関わらず、今にも風で舞い上がりそうな…。「ズッシリ」と「ふんわり」が共存している不思議な感覚。
ひらがな一文字一文字がそれぞれ異なるカーブを描いて、紙の彫刻になっている。しばらく見ていて、日本の50名山を見ているような気分に。なんだろうか、やっぱり山への郷愁があるのでしょうか。

いちばんのお気に入りは、「き」。くねくねしたカーブが楽しい山道のドライブみたい。
地下では人形へ鏡を使ってプロジェクターの映像を360度投影する作品が。
真っ白な人形に映像が投影されてしばらくすると、元の白いボディは頭から消えて、まるで本当に動いているよう。といっても、体は可動部分のない人形なので、動くのは口元がメイン。可愛らしい子供の声でいろはにほへとを読み上げる。
体をピクリとも動かさず、ひらがなを読み上げる人形を見つめていたら、もしアトムの誕生に立ち会うことがあったら、こんな感じかなと思った。
思わず、山とロボット生誕に思いを馳せた1日でした。
あ、奧野ビルにロボットライクなトイレ発見。
二つのフロアで、
レーザーカッターによるひらがなの造形と、立体人形への360度スクリーン投影を展示していた。
レーザーカッターという新しいテクノロジーに触発されて、ひとつの作品に仕上げる興奮がすごく伝わってきた。レトロなビルの静かな雰囲気の中で、(個人的な思い込みかもしれないけど、)その対比がかっこいいな。
ガラスの向こうの積層がその枚数や、大きく膨らんだカタチにも関わらず、今にも風で舞い上がりそうな…。「ズッシリ」と「ふんわり」が共存している不思議な感覚。
ひらがな一文字一文字がそれぞれ異なるカーブを描いて、紙の彫刻になっている。しばらく見ていて、日本の50名山を見ているような気分に。なんだろうか、やっぱり山への郷愁があるのでしょうか。
いちばんのお気に入りは、「き」。くねくねしたカーブが楽しい山道のドライブみたい。
地下では人形へ鏡を使ってプロジェクターの映像を360度投影する作品が。
真っ白な人形に映像が投影されてしばらくすると、元の白いボディは頭から消えて、まるで本当に動いているよう。といっても、体は可動部分のない人形なので、動くのは口元がメイン。可愛らしい子供の声でいろはにほへとを読み上げる。
体をピクリとも動かさず、ひらがなを読み上げる人形を見つめていたら、もしアトムの誕生に立ち会うことがあったら、こんな感じかなと思った。
思わず、山とロボット生誕に思いを馳せた1日でした。
あ、奧野ビルにロボットライクなトイレ発見。
2008/12/07
青木由季のカレンダー12カ月分、年賀状12年分。展
西荻で開催されている展示、「青木由季のカレンダー12カ月分、年賀状12年分。展」に行って来た。

来年一年分のカレンダーと、12年分の年賀状の展示。活版印刷を使って、ざらっとした手触り(触ってないけど、視覚的に)が心地いい。12年先の年賀状をみると、未来の自分を思い描いたり感慨深いものがありますな。会場のギャラリーmadoは築70年という味わいのある古い建物。年末が少しづつ近づくこの季節に冷たい板張りの床を歩きながらの鑑賞もまた良し。
お気に入りの年の年賀状や、すべて手作りのカレンダーの販売もあり。
青木由季のカレンダー12カ月分、年賀状12年分。展
12月5日(金)−12月8日(月)
12:00−19:00
《キモノの女×活版×築70年》
キモノ女の日常を描いた、2009年カレンダーと2009年丑年から、2020年子年までの年賀状を作りました。印刷には、部分的に活版印刷を使用。築70年の洋館を改装した、渋くて可愛いギャラリーで展示販売をいたします。
来年一年分のカレンダーと、12年分の年賀状の展示。活版印刷を使って、ざらっとした手触り(触ってないけど、視覚的に)が心地いい。12年先の年賀状をみると、未来の自分を思い描いたり感慨深いものがありますな。会場のギャラリーmadoは築70年という味わいのある古い建物。年末が少しづつ近づくこの季節に冷たい板張りの床を歩きながらの鑑賞もまた良し。
お気に入りの年の年賀状や、すべて手作りのカレンダーの販売もあり。
2008/11/13
横浜トリエンナーレ2008その2
とにかく今回、一番不満だったのは作品をそのままにポイと見せる感じ。今回は総合テーマが、「タイムクレヴァス」というもの。
カタログでは、
と説明されている。ただ、実際に展示されている作品が、なぜ時間の裂け目として選ばれココにあるのかが良く分からなかった。小規模な企画展だと、全体のテーマがもっと具体的でその文脈の中である程度ヒントというか、ある「ひっかかり」をもって作品と接することができる気がするけど、今回はそれがほとんどできなかった気がする。
現代アートをカタログでは、
と書いているが、それにしては情報不足だろう。もしかすると、情報過多な日常をすごす私たちに向けての一休みを提案してくれていたのかもしれないけど。作品に対する解説は、いったん聞いてしまうと自分なりの解釈ができなくなるのでなるべく避けたいけれど、情報が少なすぎると、やっぱり楽しめないと思うのです。過去の作品、選定理由などなど、バランスを崩さない程度にカタログででもいいのでもう少し出して欲しかった。
2000年に川村記念美術館であった「美の扉 Art for Life's Sake」はそういう意味ですごく良かったと思う。それぞれの作品の前に箱があり、作者の過去のインタビューや著作の一部などを作品を読み解く鍵として提示してくれていた。かならずしも、作品そのものをストレートに説明しているものばかりではないので、鑑賞の邪魔にもならず、パズルのような楽しさがあった。
ある作品で使われていた黒板の落書きの数々。「わからん」とか「なにこれ」っていう反応って、作家にとってどうなんだろう。
カタログでは、
情報過多な日常の時間に流されることなく、時間の淵にたたずみ、その裂け目(クレヴァス)を覗き込むスリリングな体験の場
と説明されている。ただ、実際に展示されている作品が、なぜ時間の裂け目として選ばれココにあるのかが良く分からなかった。小規模な企画展だと、全体のテーマがもっと具体的でその文脈の中である程度ヒントというか、ある「ひっかかり」をもって作品と接することができる気がするけど、今回はそれがほとんどできなかった気がする。
現代アートをカタログでは、
人々の柔軟な思考と創造性を刺激する
と書いているが、それにしては情報不足だろう。もしかすると、情報過多な日常をすごす私たちに向けての一休みを提案してくれていたのかもしれないけど。作品に対する解説は、いったん聞いてしまうと自分なりの解釈ができなくなるのでなるべく避けたいけれど、情報が少なすぎると、やっぱり楽しめないと思うのです。過去の作品、選定理由などなど、バランスを崩さない程度にカタログででもいいのでもう少し出して欲しかった。
2000年に川村記念美術館であった「美の扉 Art for Life's Sake」はそういう意味ですごく良かったと思う。それぞれの作品の前に箱があり、作者の過去のインタビューや著作の一部などを作品を読み解く鍵として提示してくれていた。かならずしも、作品そのものをストレートに説明しているものばかりではないので、鑑賞の邪魔にもならず、パズルのような楽しさがあった。
ある作品で使われていた黒板の落書きの数々。「わからん」とか「なにこれ」っていう反応って、作家にとってどうなんだろう。
2008/11/11
横浜トリエンナーレ2008その1
横浜トリエンナーレ2008に行って来た。とりあえず先に謝っておくと、特別アートに詳しくもないし、批評できるほどのリテラシーもないので、ごく個人的なそして歪んだ感想かもですが。前々回の初めての開催時はかなり面白かったし、前回は行きそびれてしまっていたので、かなり楽しみにして泊まりがけで行ってきました。結果は…
「タイムクレヴァス」という総合テーマは知っていたけれど、フタを開けてみれば(つまり、電車を乗り継いでテクテク行くと)今回はパフォーマンスに焦点を当てて展示内容を構成しているそうで、日にちと時間が合わずに肝心のパフォーマンスは全く見られなかった。鑑賞時間短縮できてありがとう!
展示も入場17:00までということで、なんだかほとんど主催者側が見せたがっているものがなんだったのか分からずじまい。カタログも展示方法も、「すごいの持ってきたよ、ほれ見なっ」とポイと投げ出された感じ。運が悪かったと諦めるか。否、ポスターとか告知とか、もっと親切にできただろう!フントに。翻ってオノレを見つめ直すことができた、ありがとう!
作品本体から離れたとこに、白い作品名プレート貼って、楽しい作品名探しゲームに参加させてくれてありがとう!
ある会場では、キッズキュレーターが台本を読み上げるような素晴らしい声で作品のとてもかわいらしい解釈を披露してくれて、最高!ホント、ありがとう。
「タイムクレヴァス」という総合テーマは知っていたけれど、フタを開けてみれば(つまり、電車を乗り継いでテクテク行くと)今回はパフォーマンスに焦点を当てて展示内容を構成しているそうで、日にちと時間が合わずに肝心のパフォーマンスは全く見られなかった。鑑賞時間短縮できてありがとう!
展示も入場17:00までということで、なんだかほとんど主催者側が見せたがっているものがなんだったのか分からずじまい。カタログも展示方法も、「すごいの持ってきたよ、ほれ見なっ」とポイと投げ出された感じ。運が悪かったと諦めるか。否、ポスターとか告知とか、もっと親切にできただろう!フントに。翻ってオノレを見つめ直すことができた、ありがとう!
作品本体から離れたとこに、白い作品名プレート貼って、楽しい作品名探しゲームに参加させてくれてありがとう!
ある会場では、キッズキュレーターが台本を読み上げるような素晴らしい声で作品のとてもかわいらしい解釈を披露してくれて、最高!ホント、ありがとう。
2008/11/06
ギアの歯車
ギアの歯車。静止画で見ると、それほど凄いとは思わないけど、動き出したときの驚きは結構デカいのでは。
スチームパンクの世界というか…。これが完全な球体とかだったら、クールすぎる。
こういう歯車のものって、計算して作れるものだろうか、それともトライ&エラー?
スチームパンクの世界というか…。これが完全な球体とかだったら、クールすぎる。
こういう歯車のものって、計算して作れるものだろうか、それともトライ&エラー?
2008/10/17
アートの論理
オランダ人アーティスト、レヴィ・ヴァン・ヴェルーの作品。コンセプトが難しいよ…。デザインなら、分かりづらいって批判される(ダメじゃん、見て一発で分からなきゃ!)ところだけど、アートってビジュアルショック→考えるっていう行為を促すことが必要?だったり、魅力?だったりする。とりあえず、コンセプト転記。うーむう。
この写真のシリーズは僕が自分で描いて撮った自画像であって、要はワンマン作業です。僕は自分の顔を被写体として改変し、様々な様式の要素と組み合わせて、非常に大きな視覚的インパクトを伴う第三のビジュアル・オブジェを作っているのです。故に、皆さんがご覧になっているポートレートは、色、形、質感、そして内容の多彩な情報を持つ画像なのです。
マテリアル・トランスファーシリーズは、どれも一切のデジタル加工を行わずに、24時間以内に完成させて撮影を行ったもので、安物のカーペットや小石、純木などの身近な素材を新しいコンテクストで捉えることによって、その対象の通常の関連性とこの作品の中で与えられる新しい価値の錯綜した不一致を引き出しています。この作品では、素材自体が僕の観察の対象であるかのように見えますが、僕がもっとも興味を抱いているのは、日常生活におけるその素材の比ゆ的な使い方、云わば人が身の回りのものに付加する意義なのです。
ランドスケープは伝統的な風景画を再解釈する四部作のシリーズで、緑の草地や雑木林、そして小川のせせらぎなどを密な二次元の形式から取り去って、三次元的な僕の顔の輪郭に置き換える作品です。これはロマンチックな風景画特有の、世界を作り変えて、同時にその一部となるという執着に加えた斬新な工夫だといえます。
2008/10/16
小三治!
日経BPオンライン連載の茂木健一郎の「超一流の仕事脳」。「いちばん下からの目線 ? 落語家・柳家小三治 ?」の回を読む。
そうだったんだ。最近友達から小さんを借りていいなあ、と思っていたところだったから、かなり惹かれる。
さらに、番組紹介文がふるっている。
NHK総合「プロフェッショナル仕事の流儀」で10月 20日 (月)翌日午前1:10~翌日午前2:10に再放送!ビデオ撮らなきゃ。
「落語を面白くするには、面白くしようとしないことだ」、これは本当にそうかもしれない。若い人の落語は派手で動きがあって、声に張りがあるけど、語り口から滲んでくるとぼけた面白みっていうのは少ない気がする。
あの、とぼけた半分くらい何を言っているのか分からないような語り口で、黄金餅だとか藁人形っていう噺をやるから笑えるんだろう。テレビを見ていて物足りないのは、こういう人間の欲や非情さをリアルに描きつつ笑えるというのがないからだと思う。
落語の舞台を歩く
落語の舞台になった場所を訪ねてアーカイブにしてる!時間のある時にじっくり見てみましょう。
若い頃に、高座で大受けして自分でも面白く語れると感じていた時、師匠である柳家小さんから「お前の噺は面白くないな」と言われてしまう。こういうふうに言えば伸びるからと思って師匠が言ったのでなく、本当に面白くなかったのだと小三治さんは振り返る。それから本当の「面白さ」とは何かをずっと追い求めている。
そうだったんだ。最近友達から小さんを借りていいなあ、と思っていたところだったから、かなり惹かれる。
さらに、番組紹介文がふるっている。
当代きっての名人と呼ばれる孤高の落語家・柳家小三治(68)。チケットは即日完売。無駄な動きを極限まで削ぎ落としたその話芸は「目の前の小三治が消えて登場人物が現れる」とまで称される。
小三治が考える芸の神髄は、笑わせようとしないこと。駆け出しの20代、小三治は、のちの人間国宝、師匠の五代目柳家小さんから、芸を全否定された。本当の面白さとは何なのか、散々悩み抜く中で、光明を見いだすきっかけになったのは、昭和の大名人・古今亭志ん生の言葉だったという。「落語を面白くするには、面白くしようとしないことだ」。
8月、小三治は、池袋での演芸場での真夏の10日間の寄席に挑んだ。池袋は、芸の見方が厳しい常連客が多く、落語家の腕が試される場所として有名だ。持病のリウマチに記録的な猛暑が追い打ちをかけ、体調を崩す小三治、連日、長蛇の列を作る客の期待に応えきる事ができるか。名人と呼ばれてなお、さらに芸の道を究めようとする柳家小三治の真摯な日々に密着する。
NHK総合「プロフェッショナル仕事の流儀」で10月 20日 (月)翌日午前1:10~翌日午前2:10に再放送!ビデオ撮らなきゃ。
「落語を面白くするには、面白くしようとしないことだ」、これは本当にそうかもしれない。若い人の落語は派手で動きがあって、声に張りがあるけど、語り口から滲んでくるとぼけた面白みっていうのは少ない気がする。
あの、とぼけた半分くらい何を言っているのか分からないような語り口で、黄金餅だとか藁人形っていう噺をやるから笑えるんだろう。テレビを見ていて物足りないのは、こういう人間の欲や非情さをリアルに描きつつ笑えるというのがないからだと思う。
落語の舞台を歩く
落語の舞台になった場所を訪ねてアーカイブにしてる!時間のある時にじっくり見てみましょう。
2008/02/04
原美術館「ピピ口ッティ・リスト:からから」
今日は朝から雪。雨まじりで、あまりキレイな積もり方では無かったけど。
午後から出かけて、品川の原美術館へピピ口ッティ・リストの展示を見に行く。
原美術館は初めて。こじんまりとしているけど、使いこまれた床板や手すりが心地良い空間だった。有名な建築家の現存する貴重な建物とのこと。
リストのインスタレーションからは、女性の可憐さと、強さの両方を感じた。
巨大なソファによじ登って鑑賞する「部屋」が今回のお気に入り。
それにしても、すべての仕掛けが(当たり前だけど)すごくキレイに仕上げられていることにプロの作家の力量を見た。ただ、その仕上げの美しさが、映像の生っぽさと合わさった時に、少し違和感を感じた。
ミュージアム・ショップで、超強力磁石の画鋲とダイニング用のカレンダーを購入。
午後から出かけて、品川の原美術館へピピ口ッティ・リストの展示を見に行く。
原美術館は初めて。こじんまりとしているけど、使いこまれた床板や手すりが心地良い空間だった。有名な建築家の現存する貴重な建物とのこと。
リストのインスタレーションからは、女性の可憐さと、強さの両方を感じた。
巨大なソファによじ登って鑑賞する「部屋」が今回のお気に入り。
それにしても、すべての仕掛けが(当たり前だけど)すごくキレイに仕上げられていることにプロの作家の力量を見た。ただ、その仕上げの美しさが、映像の生っぽさと合わさった時に、少し違和感を感じた。
ミュージアム・ショップで、超強力磁石の画鋲とダイニング用のカレンダーを購入。
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