2008/11/25

メモ(本・映画)

『ブラインドネス』 2008年11月22日公開
監督:フェルナンド・メイレレス
原作:ジョゼ・サラマーゴ『白の闇』(NHK出版)
出演:ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、伊勢谷友介、木村佳乃、ダニー・グローヴァー、ガエル・ガルシア・ベルナルほか
原題:BLINDNESS/2008年/カナダ・ブラジル・日本合作
配給:ギャガ・コミュニケーションズ      
公式サイト:http://blindness.gyao.jp/

2008/11/13

横浜トリエンナーレ2008その2

とにかく今回、一番不満だったのは作品をそのままにポイと見せる感じ。今回は総合テーマが、「タイムクレヴァス」というもの。
カタログでは、
情報過多な日常の時間に流されることなく、時間の淵にたたずみ、その裂け目(クレヴァス)を覗き込むスリリングな体験の場

と説明されている。ただ、実際に展示されている作品が、なぜ時間の裂け目として選ばれココにあるのかが良く分からなかった。小規模な企画展だと、全体のテーマがもっと具体的でその文脈の中である程度ヒントというか、ある「ひっかかり」をもって作品と接することができる気がするけど、今回はそれがほとんどできなかった気がする。

現代アートをカタログでは、
人々の柔軟な思考と創造性を刺激する

と書いているが、それにしては情報不足だろう。もしかすると、情報過多な日常をすごす私たちに向けての一休みを提案してくれていたのかもしれないけど。作品に対する解説は、いったん聞いてしまうと自分なりの解釈ができなくなるのでなるべく避けたいけれど、情報が少なすぎると、やっぱり楽しめないと思うのです。過去の作品、選定理由などなど、バランスを崩さない程度にカタログででもいいのでもう少し出して欲しかった。

2000年に川村記念美術館であった「美の扉 Art for Life's Sake」はそういう意味ですごく良かったと思う。それぞれの作品の前に箱があり、作者の過去のインタビューや著作の一部などを作品を読み解く鍵として提示してくれていた。かならずしも、作品そのものをストレートに説明しているものばかりではないので、鑑賞の邪魔にもならず、パズルのような楽しさがあった。

ある作品で使われていた黒板の落書きの数々。「わからん」とか「なにこれ」っていう反応って、作家にとってどうなんだろう。
横浜トリエンナーレ2008

2008/11/12

装飾することと、ファンタジー2

excite.ism「ハイメ・アジョン来日、伊勢丹新宿店×デザインタイド」
に、ハイメ・アジョン氏来日の様子がレポートされていた。

上はハイメが考え出した「物語」の世界を表現する一連のシリーズ。小さな男の子が王子様になるまでのストーリーで、幼い頃の思い出やサーカス、神話、などがモチーフ。一つ一つのアイテムに小さな小さな、けれども「奇想天外」な発想が込められている。そしてその根底に潜むのは「愛」、とアジョン氏は言う。リヤドロではこのコレクションのために、新色を開発、発売までに2年半を掛けたという。

物語の王子様で、今回のコレクションのシンボリックアイテムがこちら。手に持ったハートの杖と頭上のハトに目がいく。はいているのはカンペール社でアジョン氏がデザインし、実際に発売されている靴!

中略

「ロシア、サーカス、カラフルでハッピーなものが好き。仕事も人生も楽しく、豊かなに過ごさなければ」とアジョン氏。そして今回の来日トークではこんな告白も。赤ずきんやシルクハットの紳士など、さまざまな扮装をして写真を撮るのが好きで、今回のコレクションの製作中には自ら、主人公の格好をしてグリーンチキンに乗ったり、さまざまなポートレートを撮り下ろした。世界が注目するデザイナーは、意外にも熱烈な「コスプレイヤー」だった。

日本での靴の発売はもうちょっと先らしいけど。パンフレットにも、アジョン氏が「コスプレ」した写真が使われている。微笑したほほえましい写真。そういえば、フィリップ・スタルクも自身の写真は変なのが多かったような。巨匠の共通点なのかな。

2008/11/11

横浜トリエンナーレ2008その1

横浜トリエンナーレ2008に行って来た。とりあえず先に謝っておくと、特別アートに詳しくもないし、批評できるほどのリテラシーもないので、ごく個人的なそして歪んだ感想かもですが。前々回の初めての開催時はかなり面白かったし、前回は行きそびれてしまっていたので、かなり楽しみにして泊まりがけで行ってきました。結果は…
「タイムクレヴァス」という総合テーマは知っていたけれど、フタを開けてみれば(つまり、電車を乗り継いでテクテク行くと)今回はパフォーマンスに焦点を当てて展示内容を構成しているそうで、日にちと時間が合わずに肝心のパフォーマンスは全く見られなかった。鑑賞時間短縮できてありがとう!
展示も入場17:00までということで、なんだかほとんど主催者側が見せたがっているものがなんだったのか分からずじまい。カタログも展示方法も、「すごいの持ってきたよ、ほれ見なっ」とポイと投げ出された感じ。運が悪かったと諦めるか。否、ポスターとか告知とか、もっと親切にできただろう!フントに。翻ってオノレを見つめ直すことができた、ありがとう!
作品本体から離れたとこに、白い作品名プレート貼って、楽しい作品名探しゲームに参加させてくれてありがとう!
ある会場では、キッズキュレーターが台本を読み上げるような素晴らしい声で作品のとてもかわいらしい解釈を披露してくれて、最高!ホント、ありがとう。

2008/11/10

シンプル、ストレートな行動と考え

たまに届く、福音館書店からのメールマガジン「あのねメール通信」。ほとんど忙しくて、メールの中身を読めないんだけど、今日は読んだ。
あこがれの絵本作家に会いに行く様子が綴られている。「すごいなあ! 会ってみたいなあ。会ってくれるのだろうか?」そして、電話。この行動力ってすごい。絵本作家のこういうストレートでシンプルな感覚ってもって生まれたものな気がする。真似をするようなものでもなし、ただ羨ましいと思ったり。

「すごいなあ! 会ってみたいなあ。会ってくれるのだろうか?」とにかく日の出村にいきたいと、どうやって調べたか忘れてしまったが、田島さんに直接電話した。田島さんが電話にでた! ドキドキしながら「これこれこういう者ですが、お会いしたいのですが、伺ってもいいでしょうか?」と聞くと、「おう、こいよ」と、男らしい言葉が電話口から響いた。「やっぱり、いうことが格好いいなあ! ああいう感じじゃなけりゃ男じゃない!」と感動した。

数日後、カミさんと友人の油絵描きと私の3人で、日の出村の田島さんの家を訪ねた。山の斜面に立つお洒落な家! そして、前に畑があった。山羊もいた!絵本作家らしい! と、ミーハー的にまた感動した。田島さんは、にこにこしながら仕事場を見せてくれ、制作中の『ふきまんぶく』の大きな絵を見せてくれた。「この絵は気に入らないから、今、描き直しているんだ」と、飾らず気持ちよく話してくれ、すてきな奥様の入れてくれたお茶をごちそうになった。

あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2008年11月5日 Vol.84
《1》連載:めくってうれしい絵本体験記(8) 飯野和好

2008/11/09

あるいは、人間のリセットボタン

たまに、訳も分からず声もだせず、ぽろぽろ泣いて止まらない夜があるけど、自分の場合は、祝福された時間が訳も分からず哀しかったりする…気がする。なんなんだろうね。
宮崎駿の「千と千尋の神隠し」で、千がハクにもらったおにぎりをほおばりながら泣くシーン。あれを見ると、必ずいつも涙が出てスッと解放される。不思議だ。涙腺ってやつは。

バッハを聴くとまだ若かりし大学時代を回想する。寝たきりになった病人にも、かつては颯爽と街を闊歩していた時代があった。恋に落ち、酒を呑み、友だちと朝まで騒いだ日々があった。音楽はその時の遠い記憶と不可分に結びついている。自分にも祝福された時間がたくさんあったことに気づかせてくれる。病気を恨まず、生まれてきたことに素直に感謝できる。「音楽のちから」を再認識しました。

それまで押し殺していた感情がどっと流れだし、ただほろほろと泣くばかりでした。オトコはそうめったに人前で涙を見せられない。苦しいとき、痛いとき、我慢せずに泣けばいいのに。そこが女性とちがって不器用なところなのです。

「プライベート演奏会」は、オトコが人目を気にせずに思いっきり「泣ける口実」を見事に用意してくれました。
NARAJIN.NET 音楽療法士からの質問状6「プライベート演奏会について」

2008/11/08

缶コーヒー好きの気持ちになってみた

コーヒーは好き。だけど、缶コーヒーは苦手。なぜか、飲んだ後独特のエグさが残るのがどうしても…。あれはいったいなんなんだろう。不思議。なので、どうしても出勤前にどこかでテイクアウトするのが日課になるんだけど。
で、一缶の容量に対して値段が馬鹿高なスターバックスの缶コーヒー。相変わらずの、ドッピオだとか、グランデだとかベンティだとか、よく分かりません。どんなもんかと、トライ。うーむ。エスプレッソまんまだと思いきや、砂糖とミルクが入っていて、ほかの缶コーヒーとの違いが分かりません。ふむ。

STARBUCKS DOUBLE SHOT



あー、部屋が汚い…。