2009/04/17

太田健太郎 作陶展

先週の土曜日に銀座の「工芸いま」で開催されていた、太田健太郎さんの作陶展に行って来た。
予備校〜大学時代の友人の結婚式で初めてお会いした予備校の先輩。不慮の事故から仕事を再開された「仕切り直し」の展示だそう。
会場には、ざらりとした手触りの作品が多く、ポストカードにもある、タコや海中の生物を思わせる作品がたくさんありました。
僕は千葉の外房出身なので、なんだか千葉の海が銀座に来てくれたような、そんな気がしました。
そのなかで、まるでご飯粒を集めてできたような、飯椀がすごく気に入って購入してきました。使い込んでいくと風合いがでてくるそうで、すごく楽しみ。
まだ会期があるので、工芸いまとあわせて銀座のギャラリーめぐりの一日などいいんじゃないでしょうか。

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どうも会場近くの新橋演舞場では、滝沢演舞城を上演していたらしく、大量の女性が開演待ちしてました。
銀座に突如現れた祝祭の空間。タッキーすごいな。

2009 春 太田健太郎 作陶展
2009年4月11日(土)〜19日(日)※最終日は五時にて閉廊
工芸いま
104-0061 東京都中央区銀座7-17-5
03-3542-5707
11:00〜19:00

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2009/04/09

久しぶりに書く/WORD OF THE DAY 7.

まあ、元気にやっては、いたわけで。いろいろなことがありました。

TBS「落語研究会」という番組を発見。毎回一人の噺家にスポットを当てて研究者のコメントなども織り交ぜつつじっくり聞こうという番組。

前回は、柳亭市馬「蒟蒻問答」。
とんちんかんな問答のことを蒟蒻問答といったところから、それにかけて創作された噺だそう。
Yahoo辞書では、
《にわか住職になったこんにゃく屋の主人が旅僧に禅問答をしかけられ、口もきけず耳も聞こえないふりをしていると、旅僧は無言の行(ぎょう)ととりちがえ、敬服するという筋の落語の題名から》とんちんかんな問答。また、見当はずれの応答。

成立の順序が逆ですね。

サゲの内容が身振りぬきでは表現できないので、ラジオではまずかからない話だそう。
音メディアで落語に触れることがほとんどの身には新鮮で貴重だった。

禅問答つながりで、また臨済録を読み直す。
小説も映画も絵画も、本当に面白いものは理解不能な部分が3割あるものだと思う。
自分に体力がなければ、100%明快なマーベルコミックス原作ハリウッド映画しか受け付けられないけど。
でも、臨済録は7割理解不能。ただ、その中で繰り返し説かれるメッセージが心を打つ。
 諸君、まともでありたいならば、疑念を起こしてはならぬ。拡げれば宇宙いっぱいに充ち溢れ、収めれば髪の毛一本立てる隙もない、明々白々として自立し、いまだかつて欠けたことはない。眼にも見えず、耳にも聞こえない。さてそれを何と呼ぶか。『それと言いとめたらもう的はずれ』と古人は言った。君たち、ただ自分の目で見て取れ。これ以上何があろう。いくら説いてもきりはない。各自しっかりやってくれ。どうもご苦労だった。
——「臨済録」入矢義高訳注、岩波文庫

勇気づけてくれてありがとう。でも、人はそれぞれなので、デザイナーとして頑張ります。

2009/03/01

WORD OF THE DAY 6.

ビジョンがなければ、デザインはない。

––自戒の念を込めて(あー、もうダメ)。まだ頑張るけど。

2009/02/18

すごいぞ、PhotoRec

最近、学生時代から使っていたデジカメの挙動が怪しかった。写真をPCに読み込もうとしたら…。
まず、iPhotoにプレビューが出ない。あ、やな予感。
そして、画像が壊れているというアラート。あー、こりゃダメだ。
さらに、メモリーカードのデータも消失…。

最悪の事態をなんとかするために、データ復旧ソフトを探すもMac用でフリーのはなかなかない。なんでだよう…。試用版は復旧できるファイル数が1点とか生殺しでしょう。
やっと見つけたPhotoRecでバッチリ復旧できたので覚え書き。

PhotoRec

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①起動するとターミナルが起ち上がる。ABSOLUTELY NO WARRANTYにビビらない。メモリーカードを選択する。
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②FAT16でフォーマットしていたはずなので、Intel/PCを選択。
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③FAT16を選んで…
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④もっかいFAT?
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⑤保存先のディスクを指定して…
photorec_06.png
⑥ディスク全体のスキャンを選択

これで無事に画像ファイルが蘇った。しばらくメモリーカードを初期化していなかったらしく、去年の6月くらいのファイルなどもあった。併せて180枚!
しかし、フリーソフトはつくづく偉大だと思う。

2009/02/16

人生は細くて長い廊下

今年ウシ年はまさに自分にピッタリ! いろんな物事を反芻してるから、アウトプットが遅いのです、私は。いまさらながら、08年トリエンナーレ一番のお気に入りの作品。

横浜トリエンナーレ2008
横浜トリエンナーレ2008
ミランダ・ジュライ「廊下」

幅90cm、長さ30mの廊下に、49枚のパネルが設置されている。
裏表にそれぞれ日本語と英語でメッセージが書かれている。光沢のあるペンキ(?)で、もりっと厚く書かれている。

今また、同じ場所へ行って、もう一度あの廊下を通って、いろんなコトを考えてみたい。けど、もうあの廊下は消滅してしまった(トリエンナーレは11月30日で閉幕!)。考えてみると、むかし、いま、みらい––と続く時間だけが、自分が始まりから終わりまで歩いていける、唯一の廊下だと気がつく。この寂しい小道には、ユーモアたっぷりに、横から(ヒトの人生を!)からかってくれる、こんな作品がもっとたくさん必要だ。

2009/02/15

WORD OF THE DAY 5.

後姿が立派な野郎なんてものは間違った野郎なのかもしれない。

徳川夢声

最新テクノロジーが描く日本の今昔(?)

巷房ギャラリーで開催されていた、佐藤卓「2つの実験」展に行って来た。

二つのフロアで、
レーザーカッターによるひらがなの造形と、立体人形への360度スクリーン投影を展示していた。
Paper Sculpture of Japanese Character "Hiragana"

レーザーカッターという新しいテクノロジーに触発されて、ひとつの作品に仕上げる興奮がすごく伝わってきた。レトロなビルの静かな雰囲気の中で、(個人的な思い込みかもしれないけど、)その対比がかっこいいな。
ガラスの向こうの積層がその枚数や、大きく膨らんだカタチにも関わらず、今にも風で舞い上がりそうな…。「ズッシリ」と「ふんわり」が共存している不思議な感覚。
ひらがな一文字一文字がそれぞれ異なるカーブを描いて、紙の彫刻になっている。しばらく見ていて、日本の50名山を見ているような気分に。なんだろうか、やっぱり山への郷愁があるのでしょうか。

Paper Sculpture of Japanese Character "ki"

いちばんのお気に入りは、「き」。くねくねしたカーブが楽しい山道のドライブみたい。

地下では人形へ鏡を使ってプロジェクターの映像を360度投影する作品が。
真っ白な人形に映像が投影されてしばらくすると、元の白いボディは頭から消えて、まるで本当に動いているよう。といっても、体は可動部分のない人形なので、動くのは口元がメイン。可愛らしい子供の声でいろはにほへとを読み上げる。
体をピクリとも動かさず、ひらがなを読み上げる人形を見つめていたら、もしアトムの誕生に立ち会うことがあったら、こんな感じかなと思った。

思わず、山とロボット生誕に思いを馳せた1日でした。
あ、奧野ビルにロボットライクなトイレ発見。
奧野ビル@銀座