2010/06/11

Words of the day.

これからはじめることをすべて正確に知っているなら
そのことをやって、いったい何になるというのだ。
すでに知っているのなら面白くも何ともない。
別のことをした方がまだましというものだ。

パブロ・ピカソ


ピカソの本名は、
パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・フアン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・シブリアーノ・センティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ、だそう。
なんか説得力がある。
自分の名前すら、ともすれば曖昧になっていくような意識のなかで、新しい何か、確かな何かを求めていたのかもしれないと。

しかし、寿限無を地でいくような話。こちらは、
じゅげむ・じゅげむ・ごこうのすりきれ・かいじゃりすいぎょのすいぎょうまつ・うんらいまつ・ふうらいまつ・くうねるところにすむところ・やぶらこうじのぶらこうじ・ぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがん・しゅーりんがんのぐーりんだい・ぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなーの・ちょうきゅうめいのちょうすけ



このあいだ、住民票の名前が変更になったという通知を受け取った。
JIS2004問題が波及して、自分の名前の1文字が、略字体から旧字体に変更になったらしい。
別に字体が変わることについては、ふーんというようなものだけれど、
旧ソ連を舞台にした、チャイルド44という小説を読んでいたので、ああ、俺も日本という国家で生きてるんだな、と強く思ったり。



チャイルド44、かなり面白いけど、いろんな非情さがツラい。だいたい、このタイトルからして大惨劇そのものを表してるし、あらゆる歪んで壊れた家族が描かれるし、国家も壊れているし、あらゆるものがズレた世界のなかで孤独。
ただ、それだけに主人公の行為がカッコよく見えるんだよな。

ジェフリー・ディーヴァーの作品をジェットコースター・ミステリー!なんて言って喜んで読んでいたけど、なるほど至る所に安全バーがあったし、それを完全に頼りにして読んでたなと。
こっちは、誰もが振り落とされていくボロボロのジェットコースターでゴールまでたどり着く、って感じかな。でも、ライムシリーズも待ち望んでおります。



はい、まとまらないまま終わります。あーあ。