2009/12/24

Smokin' Aces

ちょっと前に見た。
イカれたキャラクター勢揃いで、テンポよく進むかと思いきや、中盤でちょっとだれるのが残念。
死体発見してまごまごしてたら、撃たれて退場とか…。ドンパチ始めるための口実にされただけでは…。
でも、何人かのプロの手口の描写はじっくり丁寧で楽しめました。
マフィア気取りのマジシャン、バディ・イズラエルの演技はすごく良かった。ジェレミー・ピヴェン。他の作品も見たいけど、未見で気になるのはブラック・ホーク・ダウンかな。

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2009/11/10

Rakugaki of the day.

やたらof the dayシリーズを作ってしまってどうにもならん。今日はやりきれん気持ちを抱えていられないから、落書きした。
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2009/11/04

マイケル・ジャクソン「This is it」

マイケル・ジャクソンの最後のライブのリハーサル映像を映画化した「This is it」を観てきた。

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http://www.sonypictures.jp/movies/michaeljacksonthisisit/

祝日前日の深夜1時50分からの回。帰れなくなった人も多かったと思うけど、カップルでわざわざ来た、って人も多かったような印象。

彼のステージにかける情熱や、素晴らしいパフォーマンスをたっぷり見せてくれた約2時間。大きいスクリーンと、低音が振動として伝わってくる映画館で観てこそ。
自宅のテレビじゃ、どう頑張ってもライブを前列で観ているかのような臨場感は出せないし、基本的に曲を次々聴かせる構成になっているから自宅じゃ興味が持続しないと思う。ファンならいけそうだけど、ファンなら映画館行ってるだろうし。

観ているうちに、むかし録画した衛星放送のマイケルPV特集をしょっちゅう観てたことを思い出した。いつの間にか、ゴシップにうんざりしたり、いろんなことに興味を持ち始めたりして、テレビで彼が報道されても何とも思わなくなっていた。
でも、気づいたら手と足でリズムをとって、笑顔でスクリーンを眺めていた。上映終了後には拍手も起きた。きっとみんな、素晴らしい人を亡くしたなあと思っていたんだろう。

でも、この映画が上映された一番のキッカケである、マイケルの死には全く言及されず、最終的には彼の「みんなで地球を救おう」というメッセージに焦点があてられるのは違和感がある。
そんな、誰にでも受け入れられそうな、一般的なメッセージにしなくても、彼の音楽とダンスとは永遠に失われた、せめて最後にみんなで見よう、惜しもう、でいいんじゃないだろうか。
最後の地球とともにメッセージが出てくるシーンは、教科書に載ったWe Are The Worldみたいだ。歌で伝えようとしたメッセージが急に美談という型になってしまうと思う。

とまれ、リハーサル映像ならではの舞台裏のあれこれも興味深くて楽しかった。バックダンサーのひとりにディレクターが「それがアドレナリンだよ、ベイビー」なんて声をかけたり…、そんなセリフ、デスクワークじゃ絶対使わない。
彼の衣装担当の話とか、科学者たちも参加した最先端の挑戦的な衣装なんだって!個人的には、あの衣装のセレクトや、指のテーピングとかの謎を解明して欲しいんだけど…。エピソードとかあるのかなぁ。

あ、最後に。
上映開始直後に「ポゥ!」って叫びがあったんですが、てっきり酔っぱらいがふざけて叫んだんだと思ってましたが…。もしかして演出?

2009/10/22

ウブスナ

今では考えられない、出産の儀式。結局、予約が取れなくて見られなかったけど、直島の「きんざ」を思い浮かべた。
インターネットも、音楽もない静かな空間で、海から取ってきた砂の上で過ごす空間はどんなだったろう。
直島の「南寺」で、ぼんやりとした光を一生懸命知覚しようとした。産屋に砂を持ち込んだ人も、海の持っているいのちの光を感じたかったのかもしれないと思った。

 谷川はあるとき、敦賀湾に面した常宮(じょうぐう)という海村で、ある老人から自分の子供3人を集落の産屋(うぶや)で生ませたという話を聞いた。
 産屋は屋敷の片隅にあって、隣りには煮炊き用の竈(かまど)がしつらえてある。産気づいた妊婦がそこに入ってから出産まですることはよくある光景なのだが、この地の習慣では母子は赤児が生まれてからも、その部屋を出ない。それが1カ月も続く。そこまで母子が時をすごす産屋はどんな部屋なのかと聞いてみると、その産屋には畳がなく、海から採ってきた砂を敷いてあるという。その上に藁を敷きつめ、筵(むしろ)を重ね、いちばん上に茣蓙(ござ)を置く。しかし妊婦が代わるたびに、砂はすっかり取り替えるらしい。そこで谷川が、「砂まで変えるんですか」と尋ねると、「ウブスナだからね」と言ったというのだ。

『常世論』谷川健一 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1322.html

2009/10/16

コーヒーで集合!装置

コーヒーの香りで、自動的にチームを集合させる装置。
うーん、すごく素晴らしいアイディアだと思うけど、淹れたコーヒーがあんまり美味しそうに見えないのが残念。
ハンドドリップして、スイッチ押す、くらいの半自動化がちょうどいい気がする。













MAKE: Japan : Melting Pot: コーヒーの香りでチームを招集

WORD OF THE DAY 14.

このあいだ直島に行って、枯れたタバコ屋のおじいさんに、「もしもし」と声を掛けられた。
妖怪に行き会ったら、こんな感じなのかと思った。
と、ここでアダム・カバットさんからの豆知識。落語でも、化け物に怯えて「ももんがぁ〜、かなんか言われて食べられちまう」なんてセリフがあった。

モモンガはリス科の小動物。前足と後ろ足の間に発達した毛皮のマントで、夜の森を滑空します。
ところで、この「ももんが」あるいは「ももんがあ」という言葉、不思議な響きの言葉と思いませんか。調べてみると、あまり良いイメージで使われた様子はありません。江戸時代には、両手をパッと広げて子供をおどかす仕草・遊びであったことや、人をののしる言葉であったことが、『広辞苑』に載っています。また草双紙(江戸時代のマンガ本?)の研究家によると、ももんがあ(ももんが)
は化け物の親玉として「見越入道」と化け物界を二分し、その覇権を争っていたそうです。
アダム・カバット『ももんがあ対見越入道』講談社


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2009/10/08

「 亀井勝一郎『読書に関する七つの意見』。読書指南書としていまも欠かせない有名な1冊。」そのうち読みたい。その七つとは、
①読書は「自分の中の語り部」に気がつくということ、②書物の洪水のなかで困っているときは「思想の源泉」になるべきものを見いだすこと、③そのうえで「自分の原典」を発見すること、④読書こそ人間にとって最も純粋な時間を提供するものだろうということ、⑤読書は「感覚の訓練」であって「人生の批評」でありうべきこと、⑥読書には必ず「害」もつきまとうこと、⑦すべからく読書人は「老いたファウスト」に向かうのであろうこと
『書物の達人』池谷伊佐夫 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇
最近、小説を読んでない。本当に好きな本は、じっくり読めるときまでとってあるし。うーん、何読もう。あ、読む暇なかった。

2009/10/06

思考方法をアップデートするために、なにかしら自分にあった方法を考えないといけないなぁ。
進行中の作業や発想に、それをさらに進めるうえでの発想モデルや思考モデルが自分には“ない”ことに気がつく。これは自分の発想力や企画力や思考力に展望性や可塑性がないということだから、がっかりしてしまうこともある。しかし、がっかりしているのではまずい。なぜなら、自分に発想モデルや思考モデルがないということは、いいかえれば、ここが肝心なのだが、そこに「欠けたモデル」があったことに気がつけばいいということなのだ。

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1304.html

2009/10/05

MITの鉄道模型クラブTMRC(ティーマーク)。
「ここには列車は10ポンドぶんしかないが、歴史のほうは50ポンドぶんもある」。
真夜中になると、ぞくぞくとクラブに人がおしよせてくる。そして、リレーの接続を変更し、列車がトンネルに入ったまま出てこないようにして、消え失せたような錯覚をあたえるとか、レールや部屋全体から妙な音が出るようにするといった仕掛けをつくって、仲間を面白がらせようとする(こうしたことは「ハック」と呼ばれ、このことばはやがて大いにひろまることになる)。
フレッド・ハプグッド「マサチューセッツ工科大学」

2009/09/10

記憶と書物の話 1

博覧強記の者を前にすると、人はよく「あんたのアタマの中を覗いてみたいもんだ」と言いたがる。ぼくもときどき、そういうふうに言われることがある。この投げやりな称賛には、しかし記憶と再生とのつながりが見えていないように思われる。
 博覧はディレクトリーがよくできていることを、強記はそれをブラウンジングするしくみがよくできていることを言うのだろうが、実はもっと大事なことは、その博覧と強記との二つのあいだには、思いもよらない「つながり」があるということだ。
 ぼくは何かを憶えていたいとは思っていない。知っていることなど、できるだけ放出してしまいたいし、どちらかといえば耄碌に憧れてきた。けれどもあまりに何も憶えられないタチなので、その記憶と再生のしくみを工夫するしかなかっただけなのだ。そのうえで、さまざまな本を読むうちに、多くのことがつながっているだけなのだ。本は、ぼくの救世主だったのである。

書物を読むということは、そのなかのテクストを、テクストに書かれた内容を、その順に汲みとることではない。そんなことをしても、ぼくにはそれを再生することは不可能だ。小説はまだしも、それ以外のものを読むんだったら、この手の読み方にはかなり限界がある。そう思っていたら、中世の文人たちこそ、今日に蘇るべき読書法を開発しきっていた。
 中世、書物に接するということは、テクスト以前とテクスト以降との、テクスト内部とテクスト外部との、その両方を読むことだったのだ。たとえば12世紀の初めのサン・ヴィクトルのフーゴーは、若い学生たちが写本のページのレイアウトや装飾とともに書物を読むことを奨めた。リテラトゥーラ(書かれたもの)はメモリア(記憶)の図形配置だったのである。

索引用語や検索記号は今日の書物やパソコンのように、最初から書物の巻末やパソコンの別欄に表示されるものではなかった。アタマと書物の“中”に同時に記されるべきものだった。
 そのため、章や節に番号をふること、テクストをグリッドに分けること、重要な最初の文字を彩色すること、朱書きすること(rubricare)、文中にアーチや柱のしるしをつけること、そのほかさまざまな工夫が試された。ぼくはこれを本に書きこむマーキングとしてずいぶん時間をかけてエクササイズしてきたが、セビリアのイシドルスたちは、とっくにこれを「アルス・ノタタリア」にしていたのだった。

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1314.html

2009/09/05

世界をつくる

若手作曲家の藤倉大さんの記事。
東京駅の騒音解決方法の提示——すべてのホームのチャイムを完全に計算された不協和音で構成する——から、作家の紹介をはさみ、日本人作曲家の管弦楽作品の優秀作に贈られるという、尾高賞作品「シークレットフォレスト」の試みを紹介する。

尾高賞受賞作品「シークレット・フォレスト(secret forest for ensemble)」。壇上に並んだ9人の弦楽合奏と、客席の四隅や中央に配置された木管、金管奏者8人がともに演奏する。映画の効果音に使う筒状のレインスティックの雨音と響き合い、森の中にいるような幻想的な空間がホールに広がった。
この曲で、藤倉はある実験をした。木管、金管奏者には、複数の楽譜があり、奏者がどれを演奏しても弦楽奏者との「計算されたハーモニー」が成り立つ。「未来の」東京駅ホームのように――。
藤倉は、作曲という作業を黒澤明の映画になぞらえる。エキストラ一人ひとりの動きまで完全に計算された「隠し砦の三悪人」のワンシーンのように、どこを切り取っても完璧な映像。

今度、CDを探して聴いてみよう。
で、はっと何でカラオケの映像があんなにスカスカした印象をうけるのかが分かった気がした。見えない部分にまで、その世界が広がっていると思えないんだろうな。

朝日新聞グローブ (GLOBE)|Breakthrough -- 突破する力 藤倉大
http://globe.asahi.com/breakthrough/090727/01_01.html

2009/09/04

テンプレリセット

ブログ始めてから、訳もわからずテンプレートを引っ張ってきてたからそろそろカスタマイズが限界に。
とりあえず、bloggerの基本テンプレートに戻して頑張ってみようと思います。
暇を作れたら、このテンプレからカスタマイズ勉強したいなぁ。WEB系の人の頭の作りがうらやましい…。コードとか覚えられんです。

2009/09/03

Thu, Sep 03


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2009/08/30

バスキア

昨日は、中央区のギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アートで開催されていた、「BASQUIAT SAITO WARHOL」に行ってきた。
サイトウ・マコトが敬愛するバスキアと、バスキアの才能を見いだしたウォーホルに捧ぐオマージュを初公開する。また、バスキアとウォーホルの貴重な名作も合わせて展示する。
バスキアがすごく好きなんですが、本物を見たことがなかったのと、第一線で活躍されているデザイナーの展示は、展示方法も含めて、すごく勉強になるので、見てきました。
点数は、それぞれ2〜3点と少なかったのですが、ゆったりとしたスペースで他にお客さんはゼロ。非常にじっくりと作品を見られて良かったです。意外だったのは、全品非売品。サイトウさんの作品は、小山富美夫ギャラリーを通して購入できるみたいでしたが。本当に純粋なオマージュ企画だった、ということでしょうか。
お目当てのバスキアの作品は、タテヨコ2メーターくらいの大型の作品。画面右下全体の1/6くらいの面積に、真っ赤な鼻をした黒い骸骨のような人物の描かれた作品。
カラーコピーした自身の落書きをコラージュして、その上からダイナミックに、ドローイングと断片的なメッセージが書き込まれている。
溢れるようなイマジネーションをぶつけた、というよりは自分の断片をコピーして貼り付け、なんとか空白を埋めているように見える。その息苦しさみたいなものがすごく好きなんですが、実際はそんなことないかもしれないな、と計算された美しく世俗的なウォーホルを見て思った。
サイトウさんの作品は、バスキアの大型作品とほぼ同サイズ。昔、デジタルでアート作品の制作をしているという記事を読んでいたけど、説明にはオイルペイントとアクリルとあった。細かいインクジェットの点はあったから出力のあとに手を加えて、質感を出しているのかもしれない。
帽子を被ったバスキアの(多分)肖像。全体にきらめくような模様があって、立体的な生命感を感じました。
http://www.g-sho.com/

2009/08/25

買物訓

モノを買うとき気を付けていること、「訊け、信じるな」。
あまりに適当だったり間違ってたりが多いので自己責任を忘れるなってことで。
つい最近Tシャツ試着したときも、ワンサイズ大きいのが無くって、「あ、これサイズ上でも大きさ変わりませんから」。
そんなことないでしょ。売らんがために、適当なことを言うのはいけません。

2009/08/17

相対性理論に中毒

さわやかサンシャイン
まじめな会社員
あんしん公務員
夜中も見廻り警備員

相対性理論「さわやか会社員」


意味も通ってないし、もちろん共感も無いんだけど、なんだか感動してエンドレスリピート。

2009/08/14

いわもとQ

TBSラジオ、ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフルで紹介されていた、立ち食いなのにヘタなそば屋より美味いという「いわもとQ」新 宿歌舞伎町店へ行ってきた。新宿歌舞伎町の新宿市役所の正面から見て左
から裏手に回る途中にあります。
ひやかけとろろ400円。おいしかったけど、ラジオで言ってたバカにするやつは「ぶっころす」ほどうまいかは微妙…。むしろ、この時代に自社ホームページが無いとか、電話番号が非公開とかの謎のそば屋としての存在に強く惹かれます。
しかし、エヴァンゲリオンといい、「Q」って流行ってんなー。

2009/06/29

時間

時間の使い方が以前よりも難しく、あるいはヘタになってきたみたいだ。
昔は、仕事を始めたら、ひとつのことに打ち込めて、どんなにシンプルに生きられるかと期待に胸躍らせた。
だけど実際は、入口の後ろに続く、広大なフィールドが見えていなかっただけなのですね。
芸術は、人がまっすぐ立つために背骨にスタミナを与えてくれると言った人がいる。
デザインの意味はそれとは重なりつつも、少し違うものだと思う。
例えば、驚きと発見に満ちた寄り道ガイド。ふむ、5点。
時間は限られてるんだけどね。どうにも。


2009/06/19

私の祖母

母方の祖母は、
カール・ラガーフェルドにそっくりです。

2009/06/18

青い消火栓

別に赤じゃなくてもいいんだ。消火栓の文字の位置が絶妙。

2009/06/17

WORD OF THE DAY 13.

ここにも、夜毎戦ったであろうボクサーの姿が。

Don't Try

チャールズ・ブコウスキーの墓碑銘


2009/06/16

WORD OF THE DAY 12.

エピファニー。

毎年、ボクはMaker Faireで、1つか、それ以上の "エピファニー" を得る。それは、Maker Faireで起きている歓喜溢れる驚異的な物事に圧倒され、強烈な感動を受ける "瞬間" だ。どれほどスゴイことがそこで起きているのかを、そして自分がその一員であることの幸せを、思い知らせてくれる。

MAKE: Japan : Maker Faireにおける "エピファニー"



Epiphany/ipífəni/
名 詞
1 (カトリックで)御公現の祝日;(プロテスタントで)公現日(1月6日).
2⦅e-⦆(特に神格者の)出現, 自己啓示.
3⦅e-⦆〘文学〙エピファニー:物事人物の本質が露呈する瞬間;それを描いた文学作品(の一部).

プログレッシブ英和・和英中辞典

2009/06/15

WORD OF THE DAY 11.

世界は、生きることは恐ろしい。だからこそ、何度も繰り返す。

Tough guys fight

All alone at night

Life doesn't frighten me at all.

Panthers in the park

Strangers in the dark

No, they don't frighten me at all.

「Life Doesn't Frighten Me」 Maya Angelou


こんなにいい本なのに、邦訳は出ていない。対象年齢9-12歳だそうだけど、かまうもんか。薄い薄い皮膚一枚を隔てて、いつかくる最後の日を待つ身には、こういう本が必要なんだ。

2009/06/04

Tokyo Photo 09

日本初の国際的な写真のアートフェア。
もちろん買える余裕は無いんだけど、いろんな作品を一度に見られそうなのがいいな。

世界基準


東京フォトは 日本初の国際的な 写真の *アートフェアです

世界有数のアートギャラリーが東京に集まり 作品を展示販売する 写真の見本市です

ニューヨークやパリ市場の品質と価格を基準に、美術館クラスの作品を安心して購入できる
マーケット、環境を提供します

コレクションのリファレンスとして 同会場にて MoPA サンディエゴ写真美術館の協力による
『PHOTO AMERICA』展を開催いたします(9千点の収蔵作品から選りすぐりの記念セレクト展)


W. Eugene Smith, Ansel Adams, Wynn Bullock, William Klein, Larry Clark, Garry Winogrand,
Irving Penn, Joel Meyerowitz, Sally Mann, Joan Myers, Ruud van Empel, and Loretta Lux.

*アートフェアは アーモリー(ニューヨーク) フリーズ(ロンドン) アートバーゼル(スイス)パリフォト(パリ) AIPAD(ニューヨーク)
が世界のリーディングフェアとして注目されています

フリーズは2007年開催5年目にして6万人の入場 作品の売り上げは数日間で300億円を記録 一大アート市場を形成している

Untitled Document


会場ベルサール六本木


大きな地図で見る

ScanSnap覚え書き

噂の、そして高評価のScanSnap覚え書き。
そろそろ買いかなー、しかし紙媒体とのフィジカルな関わりはすごくすごく大切だと思っているのだけれど、こうやって関係を見直そうとしていることも事実。複雑ではある。

ScanSnap S300M

・ドライバをダウンロードすればWindows用モデルもMacで使える
・「S300M」の「USBバスパワー対応」が決め手/二本目のUSBをパソコンに繋いで電力を供給する仕様
・上部の紙フィーダーをたためばスッキリ超コンパクト
・ドライバの機能がWindows版より多少劣るよう

■グラフィック薄氷大魔王[181]
ありったけScanSnap
より抜粋

2009/06/03

J.D.Salingerが帰ってきた(違う道から)

J.D.サリンジャーが長い隠遁生活から戻ってきた。

ただし、新作の発表ではなく、続編出版を止めるための訴訟でだ。
サリンジャー氏、「ライ麦畑でつかまえて」続編をめぐり提訴

米小説家J・D・サリンジャー氏が1日、代表作「ライ麦畑でつかまえて」の続編出版を予定している著者と出版社を相手取り、著作権侵害で提訴した。

続編は著者が「J・D・カリフォルニア」、タイトルが「60 Years Later: Coming Through the Rye(原題)」となっている。

サリンジャー氏、「ライ麦畑でつかまえて」続編をめぐり提訴 | エンタテインメント | Reuters


原著者以外が、ある作品の設定を使って続編を書く、ということ事態は悪いことではない。
夏目漱石の「坊っちゃん」の30年後を登場人物の一人、「うらなり」の視点から描く、小林信彦の「うらなり」はかなり面白かった。「坊っちゃん」の明るくて破天荒な雰囲気と対比になっていて、一つの話を裏と表から見る、そんな楽しさがあるし、原作への愛もあって別の作者が書いていても、一つの作品世界がより厚く、広がりのあるものになっていると思う。

Amazon.co.jp: うらなり: 小林 信彦: 本

文藝春秋|本の話より|自著を語る

考えてみると、「坊っちゃん」も「ライ麦畑でつかまえて」も、最初読んだときには全く面白くなかった。数年たってから気まぐれにもう一度読んで、その面白さにびっくりした記憶がある。

この裁判の決着がどうなるかは分からないけど、こうやって話題にもなり出版社は是非とも出版したいところだと思う。60年後(!)のホールデンも見てみたい、とは思う。

けど、「ライ麦畑でつかまえて」は、周囲の大人や友人たちの、社会に溶け込むための欺瞞に対する反発が魅力的なんだと思う。10代特有の、こういう反発や無垢さは、失われていくものだからこそ、読者がそれを失いつつあることを分かっているからこそ、この作品は面白いんだと思う。

もし続編のホールデンが、無垢であることを貫き通した隠遁者として描かれるなら、それは作者サリンジャーのゴシップニュースじみたものになってしまうのでは、とちょっと心配な気がする。

「J・D・カリフォルニア」の書く「60 Years Later: Coming Through the Rye」。作者名とタイトルからは全く期待が持てませんが、どうなることか興味深いです。

2009/05/31

高島屋タイムズスクエア、紀伊國屋書店連絡通路

TakashimayaTimesSquareで一番寂しい場所、かもしれない。

もし東京が廃墟になったら、この忘れられた壁の絵がにわかに存在感を増して、
瓦礫の上にそびえ立ちそうな、そんな感覚を得た。

TakashimayaTimesSquare, Tokyo

2009/05/29

Appleのこころがわり

AppleがiPhone用電子ブックリーダーをApp Storeに登録拒否したらしい。

iPhone電子ブックリーダーが「発禁」に:理由はインドの古典 | WIRED VISION

米Apple社が、『iPhone』用電子ブックリーダーを『App Store』に登録するのを拒否した。著作権のない書籍を提供する『プロジェクト・グーテンベルク』を利用するものだが、問題になった本とは。

古代インドの性愛の経典『カーマ・スートラ』の検索やダウンロードが可能だからという理由だ。

Apple社は通常、不快感を与える可能性があるiPhoneアプリのコンテンツに対しては厳しい姿勢をとっている(日本語版記事)が、ユーザーが手動で検索してダウンロードする必要があるコンテンツを理由にアプリを拒否したのは、筆者が知る限りでは今回が初めてだ。 Montgomerie氏は、[Apple社が提供するブラウザー]『Safari』でググれば簡単にカーマ・スートラを検索できるのに、と指摘している。


プロジェクト・グーテンベルクを利用していることに対して、電子書籍などのコンテンツ提供会社への配慮で難癖をつけたんじゃないかと勘ぐってしまう。
「『Safari』でググれば簡単にカーマ・スートラを検索できるのに」という指摘ももっとも。むしろ、この論で行けば「Safari」はそっこく“発禁”処分だろう。Appleの「1984」で見せた姿勢とはまったく逆。残念。



本家「1984」は未だDVD化されてないみたい。レンタルビデオ屋でVHSを買って持ってるけど、テープ切れそうでまだ見てません…。DVD変換サービスとか使ってみようかな。

CinemaScape/1984(1984/英)

そのうち原作も。

Amazon.co.jp: 1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8): ジョージ・オーウェル, 新庄 哲夫, George Orwell: 本

WORD OF THE DAY 10.

Don’t undervalue your work. Seek criticism, not praise. Always keep learning―do this by reading books, magazines, blogs, and by practising. Collect and share things. Teach others. Never give up. Keep practising. Again, keep practising!

あなたの仕事を過小評価しないで下さい。 賞賛ではなく、批評を求めてください。 本や雑誌、ブログを読んで、練習して、いつも学習している状態でいて下さい。 いろいろなものを集めて、共有してください。 誰かに教えてあげてください。 決してあきらめないでください。 練習し続けてください。 もう一度、練習し続けてください!

Just Creative Design | Graphic Designer, Logo Designer

2009/05/28

ガクブチ完成

これひとつ作るのに、どんだけかけてんだ。

2009/05/27

Make:Tokyo Meeting 03に行って来た!

八王子のデジタルハリウッド大学で開催されていた、Make:Tokyo Meeting 03に行って来た!

オライリーから出版されている、工作、デジタルガジェット、フィジカルコンピューティング、なんでもアリのモノづくり創意工夫マガジン「Make」の主催イベント。
日本版も年4回発行されてます。

溢れるモノづくりの楽しさと、創意工夫のおかしさ満載のイベントでした。
来場者プレゼントなどもあって、満足。

話題は変わって、こんなニュースが。

【イノベーティブな技術 厳選40】
[33]BCI(ブレイン・コンピューター・インターフェース)
「脳力」の限界を超える第一歩


BCIでは人間の脳とコンピューターを直結して、人間の考えたことをそのままコンピューターに伝える

BCIの研究は初期段階にすぎないが、着実に進展を見せている。

脳の活動から得た情報を基に、人間が見ている映像をコンピューター上で復元(再構成)することに成功したと発表した。

磁場と電波を使って人間の体内の様子をコンピューターで映像化する「磁気共鳴画像装置(MRI)」や、脳で発生する磁場の変化を計測する「脳磁計(MEG)」などを利用する。


はっ、Make Meetingで能波チューニングは完了だぜ(あっ、脳波は関係ないのか)!

Make:Tokyo

2009/05/26

よく育ってるな

WORD OF THE DAY 9.

禅は、仏陀がその永年の遊行の間に説いた教示、もしくは説法にただ盲従することを拒む。言葉や文字は、仏教者の生活がそこから始まり、そこに終わる目標を単に指し示すにすぎないとする。

「禅」
鈴木大拙(工藤澄子訳)


従わない、ということが真摯な態度であるというのは、
あると思います。

2009/04/29

幸運な悲劇のノンフィクション

41万語以上の収録語数を誇る世界最大・最高の辞書『オックスフォード英語大辞典』(OED)。この壮大な編纂偉業の中心にいたのは、貧困の中、独学で言語学会の第一人者となったマレー博士。そして彼には、日々手紙で用例を送ってくる謎の協力者がいた。ある日彼を訪ねたマレーはそのあまりにも意外な正体を知る――言葉の本流に挑み続けた二人の天才の数奇な人生とは? 全米で大反響を呼んだ、ノンフィクションの真髄。

マイナーはどうしても自分が役に立っていると思いたかったのだ。自分が参加していると感じたかった。賞賛の言葉を雨のように浴びたいと望みながら、それは無理なことだと自覚してもいた。彼は尊敬されたいと思い、自分は特別であり、他の独房にいる者とは違うということを、ブロードムアの人々に知ってもらいたかったのだ。

「博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話」
サイモン・ウィンチェスター 鈴木主税訳、ハヤカワ文庫NF


残念ながら、オックスフォード英語大辞典(OED)にお世話になるほど英語と接していないですが、ノンフィクションとしてはかなり面白かった。学問とそれを支える知的好奇心が境遇は違っていても満たされない二人の男の存在を支えていた、その事実がなんだか純粋で気持ちが洗われる。
あとがきの著者がこの本を書くきっかけになった、OEDのあるページの活版のモト(?活字が組まれたプレートのことです…。なんて言うんでしょ)に出会ったお話は、ちょっといい話。

平野甲賀さんの装丁も素敵です。特殊な印刷って、いい装丁の条件じゃないんだな、と改めて思いました。

2009/04/28

DESIGN HUB 第16回企画展:「デザインのYES NO」

東京ミッドタウンのDESIGN HUBで開催されている、「デザインのYES NO」展を見てきた。

デザインで社会を変えよう。 21世紀の日本に、何がOKで、何がNOなのか、
デザイナーが日頃考えていた事を、Tシャツとポストカードにしてみました。
生活の全てをYES・NOで見つめ直してみてください。そして、あなたのYES・NOもお知らせください。
全てのデザイナーが、全ての生活者が主張していきましょう。クリーンで美しい日本に変えていきましょう。
生活者一人一人が自己主張するTシャツ。デザインで社会を変えましょう。


生活のすべてをYES、NOで見直すっていうのは、テーマの設定が広すぎたんじゃなかろうか。
たくさんの人がそれぞれのメッセージを発信しているのは楽しいのだけれど、最後のまとめが一切ないのでぷらーっと見て終わり。
面白いな−、と思った作品が一個あって買おうかと思ったけれどTシャツのインクジェットプリントが安っぽくて、ベタ面がスカスカしてるから見合わせ。
これ夏に着てたら洗濯10回持たないんじゃないかな。自分が汗かきで洗濯回数多いので、洗濯耐性は重要なのです。

いろいろ言いたいことがあったんだけど、うまく文章にできませんでした。
降参です。

2009/04/26

WORD OF THE DAY 8.

優れた芸術家は真似る、偉大な芸術家は盗む
パブロ・ピカソ

2009/04/17

太田健太郎 作陶展

先週の土曜日に銀座の「工芸いま」で開催されていた、太田健太郎さんの作陶展に行って来た。
予備校〜大学時代の友人の結婚式で初めてお会いした予備校の先輩。不慮の事故から仕事を再開された「仕切り直し」の展示だそう。
会場には、ざらりとした手触りの作品が多く、ポストカードにもある、タコや海中の生物を思わせる作品がたくさんありました。
僕は千葉の外房出身なので、なんだか千葉の海が銀座に来てくれたような、そんな気がしました。
そのなかで、まるでご飯粒を集めてできたような、飯椀がすごく気に入って購入してきました。使い込んでいくと風合いがでてくるそうで、すごく楽しみ。
まだ会期があるので、工芸いまとあわせて銀座のギャラリーめぐりの一日などいいんじゃないでしょうか。

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どうも会場近くの新橋演舞場では、滝沢演舞城を上演していたらしく、大量の女性が開演待ちしてました。
銀座に突如現れた祝祭の空間。タッキーすごいな。

2009 春 太田健太郎 作陶展
2009年4月11日(土)〜19日(日)※最終日は五時にて閉廊
工芸いま
104-0061 東京都中央区銀座7-17-5
03-3542-5707
11:00〜19:00

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2009/04/09

久しぶりに書く/WORD OF THE DAY 7.

まあ、元気にやっては、いたわけで。いろいろなことがありました。

TBS「落語研究会」という番組を発見。毎回一人の噺家にスポットを当てて研究者のコメントなども織り交ぜつつじっくり聞こうという番組。

前回は、柳亭市馬「蒟蒻問答」。
とんちんかんな問答のことを蒟蒻問答といったところから、それにかけて創作された噺だそう。
Yahoo辞書では、
《にわか住職になったこんにゃく屋の主人が旅僧に禅問答をしかけられ、口もきけず耳も聞こえないふりをしていると、旅僧は無言の行(ぎょう)ととりちがえ、敬服するという筋の落語の題名から》とんちんかんな問答。また、見当はずれの応答。

成立の順序が逆ですね。

サゲの内容が身振りぬきでは表現できないので、ラジオではまずかからない話だそう。
音メディアで落語に触れることがほとんどの身には新鮮で貴重だった。

禅問答つながりで、また臨済録を読み直す。
小説も映画も絵画も、本当に面白いものは理解不能な部分が3割あるものだと思う。
自分に体力がなければ、100%明快なマーベルコミックス原作ハリウッド映画しか受け付けられないけど。
でも、臨済録は7割理解不能。ただ、その中で繰り返し説かれるメッセージが心を打つ。
 諸君、まともでありたいならば、疑念を起こしてはならぬ。拡げれば宇宙いっぱいに充ち溢れ、収めれば髪の毛一本立てる隙もない、明々白々として自立し、いまだかつて欠けたことはない。眼にも見えず、耳にも聞こえない。さてそれを何と呼ぶか。『それと言いとめたらもう的はずれ』と古人は言った。君たち、ただ自分の目で見て取れ。これ以上何があろう。いくら説いてもきりはない。各自しっかりやってくれ。どうもご苦労だった。
——「臨済録」入矢義高訳注、岩波文庫

勇気づけてくれてありがとう。でも、人はそれぞれなので、デザイナーとして頑張ります。

2009/03/01

WORD OF THE DAY 6.

ビジョンがなければ、デザインはない。

––自戒の念を込めて(あー、もうダメ)。まだ頑張るけど。

2009/02/18

すごいぞ、PhotoRec

最近、学生時代から使っていたデジカメの挙動が怪しかった。写真をPCに読み込もうとしたら…。
まず、iPhotoにプレビューが出ない。あ、やな予感。
そして、画像が壊れているというアラート。あー、こりゃダメだ。
さらに、メモリーカードのデータも消失…。

最悪の事態をなんとかするために、データ復旧ソフトを探すもMac用でフリーのはなかなかない。なんでだよう…。試用版は復旧できるファイル数が1点とか生殺しでしょう。
やっと見つけたPhotoRecでバッチリ復旧できたので覚え書き。

PhotoRec

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①起動するとターミナルが起ち上がる。ABSOLUTELY NO WARRANTYにビビらない。メモリーカードを選択する。
photorec_02.png

②FAT16でフォーマットしていたはずなので、Intel/PCを選択。
photorec_03.png

③FAT16を選んで…
photorec_04.png

④もっかいFAT?
photorec_05.png

⑤保存先のディスクを指定して…
photorec_06.png
⑥ディスク全体のスキャンを選択

これで無事に画像ファイルが蘇った。しばらくメモリーカードを初期化していなかったらしく、去年の6月くらいのファイルなどもあった。併せて180枚!
しかし、フリーソフトはつくづく偉大だと思う。

2009/02/16

人生は細くて長い廊下

今年ウシ年はまさに自分にピッタリ! いろんな物事を反芻してるから、アウトプットが遅いのです、私は。いまさらながら、08年トリエンナーレ一番のお気に入りの作品。

横浜トリエンナーレ2008
横浜トリエンナーレ2008
ミランダ・ジュライ「廊下」

幅90cm、長さ30mの廊下に、49枚のパネルが設置されている。
裏表にそれぞれ日本語と英語でメッセージが書かれている。光沢のあるペンキ(?)で、もりっと厚く書かれている。

今また、同じ場所へ行って、もう一度あの廊下を通って、いろんなコトを考えてみたい。けど、もうあの廊下は消滅してしまった(トリエンナーレは11月30日で閉幕!)。考えてみると、むかし、いま、みらい––と続く時間だけが、自分が始まりから終わりまで歩いていける、唯一の廊下だと気がつく。この寂しい小道には、ユーモアたっぷりに、横から(ヒトの人生を!)からかってくれる、こんな作品がもっとたくさん必要だ。

2009/02/15

WORD OF THE DAY 5.

後姿が立派な野郎なんてものは間違った野郎なのかもしれない。

徳川夢声

最新テクノロジーが描く日本の今昔(?)

巷房ギャラリーで開催されていた、佐藤卓「2つの実験」展に行って来た。

二つのフロアで、
レーザーカッターによるひらがなの造形と、立体人形への360度スクリーン投影を展示していた。
Paper Sculpture of Japanese Character "Hiragana"

レーザーカッターという新しいテクノロジーに触発されて、ひとつの作品に仕上げる興奮がすごく伝わってきた。レトロなビルの静かな雰囲気の中で、(個人的な思い込みかもしれないけど、)その対比がかっこいいな。
ガラスの向こうの積層がその枚数や、大きく膨らんだカタチにも関わらず、今にも風で舞い上がりそうな…。「ズッシリ」と「ふんわり」が共存している不思議な感覚。
ひらがな一文字一文字がそれぞれ異なるカーブを描いて、紙の彫刻になっている。しばらく見ていて、日本の50名山を見ているような気分に。なんだろうか、やっぱり山への郷愁があるのでしょうか。

Paper Sculpture of Japanese Character "ki"

いちばんのお気に入りは、「き」。くねくねしたカーブが楽しい山道のドライブみたい。

地下では人形へ鏡を使ってプロジェクターの映像を360度投影する作品が。
真っ白な人形に映像が投影されてしばらくすると、元の白いボディは頭から消えて、まるで本当に動いているよう。といっても、体は可動部分のない人形なので、動くのは口元がメイン。可愛らしい子供の声でいろはにほへとを読み上げる。
体をピクリとも動かさず、ひらがなを読み上げる人形を見つめていたら、もしアトムの誕生に立ち会うことがあったら、こんな感じかなと思った。

思わず、山とロボット生誕に思いを馳せた1日でした。
あ、奧野ビルにロボットライクなトイレ発見。
奧野ビル@銀座

2009/02/14

脳が活躍するのは、流行ってるから

そう、脳が流行っている。こんな感じでいきなりプレゼントを渡してくるほどに。
便利そうだけど使いこなしが難しい(ほとんどメモの奴隷!)、あらゆる情報をメモするオンラインサービスのEvernoteから。
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ギフトの広告らしいけど、キモチわるい。でもクランゲを思い出して、懐かしさに胸があつくなる。

やりこみ要素

ちょっと前に大枚はたいて、PS3を買ってしまったのだが。
最近のゲームは、猫も杓子も「やりこみ要素」満載で正直ウンザリしていた。
ちょこっと遊んだだけだと、なんか損した気分。

 日本のゲーム産業では、在庫リスクを小売店が負う形になっている。通常、一度仕入れたゲームは小売店からゲーム会社に返品できない契約である。小売店に出荷した段階で、ゲーム会社は確実に収益を得られるが、その先のユーザーに売れるかどうかは小売店の責任であり、売れずに残った在庫による損失は小売店がすべて被る。小売店側へのマージンは少なく、10本仕入れて1本残れば赤字といわれる。

(中略)

 ゲーム会社では開発の際に、すぐに遊び終わって中古に回らないように「やりこみ」要素を追加するべきという戦略が一般に説かれる。しかし、それが本当に効果を上げているかどうかを裏付けるデータがあるわけでもない。


ソフト会社と小売店の険悪な関係 日本のゲーム産業の課題(2)

思惑通り? いんや、まったく逆だね!

2009/02/13

おふろやさん

世の中に数あるPR。効果があるのかないのか、ともかく行きたくはなる。
ただし、求めるものは快適な入浴では、もはや無い。



東京都浴場組合
で他にもたくさん見られます。

見慣れているのに、名前も知らない

すっげー、探した。
問題は、別にコイツを使わなくても良かったのに、気が済まなかったことだ。
そもそもこのヒトは何の記号なんだろう…。

デジタル世界の捜し物って、なんだかこうあまりにも巨大なスペースを相手にしていて、茫漠としている。自分の部屋みたいに総当たり戦でいければ、もしくは絶対に「この部屋の中にある」という確信が持てれば、少しは楽にいけるのに。

と、個人的な失せモノ探しのコツは、
「なんでも持ち上げろ」
信じられないモノの下に、隠れてるんですよ。

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2009/02/12

佐藤卓展「2つの実験」

銀座にあるもっとも歴史のある奥野ビルにあるギャラリー巷房(こうぼう)において、グラフィックデザイナー・佐藤卓氏の展覧会『佐藤卓展「2つの実験」』が開催されている。会期は2月14日まで。


以前に紹介した、ひみつ工房の展示が行われていた、銀座奧野ビルで佐藤卓さんの展示。
高速造形装置を使用した立体造形物と、これまた立体へのスクリーン投影を使った作品だという。手動式エレベーターのあるレトロなビルで、新しいテクノロジーや方法を使った「実験」を行う…。かっこいい!見に行きたい!
ついでに、前回デジカメを持って行き忘れたから、手動式エレベーターの姿をちゃんとカメラに納めてこようかな。

http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/02/09/kobo/index.html

2009/02/07

動く地球


túrána hott kurdís by hasta la otra méxico! from Till Credner on Vimeo.

日本人のソウルフード

外食でカレーを食べるのは、汗っかきな自分にとっては冒険だ。辛くて熱いモノは汗はかくし、口の中がなんかもうすごいことになって、あんまり噛まずに食べてしまう。
でも、たまに無性に食べたくなる。

そこでこの記事。「日本のカレーライス」を熱愛する米国人記者が語る『ゴーゴーカレーNY店』
もちろん少々スパイシーだが、全体的には甘みと塩味が効いている――その豊かでクリーミーな味わいを出すのにどんな材料を使っているのか、私にはほとんど分からなかったが、クラックコカインが入っていることはまず間違いないと思われた。

ありあまる愛情ゆえの決定的な間違い。かわいらしいなー、この文章。
ゴーゴーカレー、行こうかな。

2009/02/06

WORD OF THE DAY 4.

おー、言葉シリーズは続きそうな予感。

自分のキャッチフレーズって難しい。必要だと思うんだけど。
とりあえず、人の考えてるやつを覚え書くことに。

人間の血が通ったデザイン

大げさな気が…。

手紙を書くように伝えたい。

おー、これはよいかも。どこかにありそうだけど。

俺のは…
縁の下の力持ち

あー、あいまい…。

友達に推薦されたのは、
直線野郎 網走番外地

だと。

もう寝よかな。

WORD OF THE DAY 3.

彼は世界を毎日毎日毎日呪い続けていたの
十一歳でドストエフスキー
十五歳でエヴァンゲリオン
最悪のコースに溺れていたの
半端にでかいIQがいつでもいつでも邪魔になって
革命ばかりを夢見るけれども何もできない

普通の恋 菊地成孔 feat.岩澤瞳

2009/02/05

WORD OF THE DAY 2.

役にたたないもの、
美しいと思わないものを、
家に置いてはならない。

ウィリアム・モリス


どっこい。昨今ではそうもいかないのです。
ただ、よく思うのは、スーパーの陳列棚で我こそはと主張する顔が、
誰かの家のなかでもそのまま同じなのは不自然なことではないのかーということ。
もう少し静かにしていて欲しいのです。

2009/02/02

MAGNET


草案

2009/01/29

WORD OF THE DAY 1.

戦いは敵に向け、
戦闘は戦場に置いてくる

2009/01/12

新年明けましておめでとうございます。遅いけど

遅すぎるし、誰に向かって言ってんだかって感じですが。
新年明けましておめでとうございます。
いろいろと悩み多き昨年を引きづり、しかし今年はそういうもやもやをいちいちぶっ潰せるよう頑張ろうと。遅いけど。
2009greeting

2009/01/11

書籍装丁の展示@銀座

世界のどこかに生息しているであろう、珍しい生態を持つ「本」を蒐集した、
いきもの図鑑のような展示です。

銀座のレトロなビルの一室で、ひみつ工房さん制作の生き物のような様々な顔を持つ本と出会える展示です。ほぼ本職といっていいであろう、元くのいちのデザイナーにも出会えます。銀座お買い物のついでに立ち寄ってもいいっすね。
展示会場までは、レトロな手動開閉扉のエレベーターでどうぞ!

〜1月12日まで 12:00〜19:00まで
PLATFORM STUDIO
〒104-0061
東京都中央区銀座1-9-8
奧野ビル5F(515)


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あのひのたまねぎ


レトロエレベーター@銀座奧野ビル
おかしな本@第一回ひみつ工房展