2009/02/18

すごいぞ、PhotoRec

最近、学生時代から使っていたデジカメの挙動が怪しかった。写真をPCに読み込もうとしたら…。
まず、iPhotoにプレビューが出ない。あ、やな予感。
そして、画像が壊れているというアラート。あー、こりゃダメだ。
さらに、メモリーカードのデータも消失…。

最悪の事態をなんとかするために、データ復旧ソフトを探すもMac用でフリーのはなかなかない。なんでだよう…。試用版は復旧できるファイル数が1点とか生殺しでしょう。
やっと見つけたPhotoRecでバッチリ復旧できたので覚え書き。

PhotoRec

photorec_01.png

①起動するとターミナルが起ち上がる。ABSOLUTELY NO WARRANTYにビビらない。メモリーカードを選択する。
photorec_02.png

②FAT16でフォーマットしていたはずなので、Intel/PCを選択。
photorec_03.png

③FAT16を選んで…
photorec_04.png

④もっかいFAT?
photorec_05.png

⑤保存先のディスクを指定して…
photorec_06.png
⑥ディスク全体のスキャンを選択

これで無事に画像ファイルが蘇った。しばらくメモリーカードを初期化していなかったらしく、去年の6月くらいのファイルなどもあった。併せて180枚!
しかし、フリーソフトはつくづく偉大だと思う。

2009/02/16

人生は細くて長い廊下

今年ウシ年はまさに自分にピッタリ! いろんな物事を反芻してるから、アウトプットが遅いのです、私は。いまさらながら、08年トリエンナーレ一番のお気に入りの作品。

横浜トリエンナーレ2008
横浜トリエンナーレ2008
ミランダ・ジュライ「廊下」

幅90cm、長さ30mの廊下に、49枚のパネルが設置されている。
裏表にそれぞれ日本語と英語でメッセージが書かれている。光沢のあるペンキ(?)で、もりっと厚く書かれている。

今また、同じ場所へ行って、もう一度あの廊下を通って、いろんなコトを考えてみたい。けど、もうあの廊下は消滅してしまった(トリエンナーレは11月30日で閉幕!)。考えてみると、むかし、いま、みらい––と続く時間だけが、自分が始まりから終わりまで歩いていける、唯一の廊下だと気がつく。この寂しい小道には、ユーモアたっぷりに、横から(ヒトの人生を!)からかってくれる、こんな作品がもっとたくさん必要だ。

2009/02/15

WORD OF THE DAY 5.

後姿が立派な野郎なんてものは間違った野郎なのかもしれない。

徳川夢声

最新テクノロジーが描く日本の今昔(?)

巷房ギャラリーで開催されていた、佐藤卓「2つの実験」展に行って来た。

二つのフロアで、
レーザーカッターによるひらがなの造形と、立体人形への360度スクリーン投影を展示していた。
Paper Sculpture of Japanese Character "Hiragana"

レーザーカッターという新しいテクノロジーに触発されて、ひとつの作品に仕上げる興奮がすごく伝わってきた。レトロなビルの静かな雰囲気の中で、(個人的な思い込みかもしれないけど、)その対比がかっこいいな。
ガラスの向こうの積層がその枚数や、大きく膨らんだカタチにも関わらず、今にも風で舞い上がりそうな…。「ズッシリ」と「ふんわり」が共存している不思議な感覚。
ひらがな一文字一文字がそれぞれ異なるカーブを描いて、紙の彫刻になっている。しばらく見ていて、日本の50名山を見ているような気分に。なんだろうか、やっぱり山への郷愁があるのでしょうか。

Paper Sculpture of Japanese Character "ki"

いちばんのお気に入りは、「き」。くねくねしたカーブが楽しい山道のドライブみたい。

地下では人形へ鏡を使ってプロジェクターの映像を360度投影する作品が。
真っ白な人形に映像が投影されてしばらくすると、元の白いボディは頭から消えて、まるで本当に動いているよう。といっても、体は可動部分のない人形なので、動くのは口元がメイン。可愛らしい子供の声でいろはにほへとを読み上げる。
体をピクリとも動かさず、ひらがなを読み上げる人形を見つめていたら、もしアトムの誕生に立ち会うことがあったら、こんな感じかなと思った。

思わず、山とロボット生誕に思いを馳せた1日でした。
あ、奧野ビルにロボットライクなトイレ発見。
奧野ビル@銀座

2009/02/14

脳が活躍するのは、流行ってるから

そう、脳が流行っている。こんな感じでいきなりプレゼントを渡してくるほどに。
便利そうだけど使いこなしが難しい(ほとんどメモの奴隷!)、あらゆる情報をメモするオンラインサービスのEvernoteから。
biggerbrain.jpg
ギフトの広告らしいけど、キモチわるい。でもクランゲを思い出して、懐かしさに胸があつくなる。

やりこみ要素

ちょっと前に大枚はたいて、PS3を買ってしまったのだが。
最近のゲームは、猫も杓子も「やりこみ要素」満載で正直ウンザリしていた。
ちょこっと遊んだだけだと、なんか損した気分。

 日本のゲーム産業では、在庫リスクを小売店が負う形になっている。通常、一度仕入れたゲームは小売店からゲーム会社に返品できない契約である。小売店に出荷した段階で、ゲーム会社は確実に収益を得られるが、その先のユーザーに売れるかどうかは小売店の責任であり、売れずに残った在庫による損失は小売店がすべて被る。小売店側へのマージンは少なく、10本仕入れて1本残れば赤字といわれる。

(中略)

 ゲーム会社では開発の際に、すぐに遊び終わって中古に回らないように「やりこみ」要素を追加するべきという戦略が一般に説かれる。しかし、それが本当に効果を上げているかどうかを裏付けるデータがあるわけでもない。


ソフト会社と小売店の険悪な関係 日本のゲーム産業の課題(2)

思惑通り? いんや、まったく逆だね!

2009/02/13

おふろやさん

世の中に数あるPR。効果があるのかないのか、ともかく行きたくはなる。
ただし、求めるものは快適な入浴では、もはや無い。



東京都浴場組合
で他にもたくさん見られます。

見慣れているのに、名前も知らない

すっげー、探した。
問題は、別にコイツを使わなくても良かったのに、気が済まなかったことだ。
そもそもこのヒトは何の記号なんだろう…。

デジタル世界の捜し物って、なんだかこうあまりにも巨大なスペースを相手にしていて、茫漠としている。自分の部屋みたいに総当たり戦でいければ、もしくは絶対に「この部屋の中にある」という確信が持てれば、少しは楽にいけるのに。

と、個人的な失せモノ探しのコツは、
「なんでも持ち上げろ」
信じられないモノの下に、隠れてるんですよ。

command.png

2009/02/12

佐藤卓展「2つの実験」

銀座にあるもっとも歴史のある奥野ビルにあるギャラリー巷房(こうぼう)において、グラフィックデザイナー・佐藤卓氏の展覧会『佐藤卓展「2つの実験」』が開催されている。会期は2月14日まで。


以前に紹介した、ひみつ工房の展示が行われていた、銀座奧野ビルで佐藤卓さんの展示。
高速造形装置を使用した立体造形物と、これまた立体へのスクリーン投影を使った作品だという。手動式エレベーターのあるレトロなビルで、新しいテクノロジーや方法を使った「実験」を行う…。かっこいい!見に行きたい!
ついでに、前回デジカメを持って行き忘れたから、手動式エレベーターの姿をちゃんとカメラに納めてこようかな。

http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/02/09/kobo/index.html

2009/02/07

動く地球


túrána hott kurdís by hasta la otra méxico! from Till Credner on Vimeo.

日本人のソウルフード

外食でカレーを食べるのは、汗っかきな自分にとっては冒険だ。辛くて熱いモノは汗はかくし、口の中がなんかもうすごいことになって、あんまり噛まずに食べてしまう。
でも、たまに無性に食べたくなる。

そこでこの記事。「日本のカレーライス」を熱愛する米国人記者が語る『ゴーゴーカレーNY店』
もちろん少々スパイシーだが、全体的には甘みと塩味が効いている――その豊かでクリーミーな味わいを出すのにどんな材料を使っているのか、私にはほとんど分からなかったが、クラックコカインが入っていることはまず間違いないと思われた。

ありあまる愛情ゆえの決定的な間違い。かわいらしいなー、この文章。
ゴーゴーカレー、行こうかな。

2009/02/06

WORD OF THE DAY 4.

おー、言葉シリーズは続きそうな予感。

自分のキャッチフレーズって難しい。必要だと思うんだけど。
とりあえず、人の考えてるやつを覚え書くことに。

人間の血が通ったデザイン

大げさな気が…。

手紙を書くように伝えたい。

おー、これはよいかも。どこかにありそうだけど。

俺のは…
縁の下の力持ち

あー、あいまい…。

友達に推薦されたのは、
直線野郎 網走番外地

だと。

もう寝よかな。

WORD OF THE DAY 3.

彼は世界を毎日毎日毎日呪い続けていたの
十一歳でドストエフスキー
十五歳でエヴァンゲリオン
最悪のコースに溺れていたの
半端にでかいIQがいつでもいつでも邪魔になって
革命ばかりを夢見るけれども何もできない

普通の恋 菊地成孔 feat.岩澤瞳

2009/02/05

WORD OF THE DAY 2.

役にたたないもの、
美しいと思わないものを、
家に置いてはならない。

ウィリアム・モリス


どっこい。昨今ではそうもいかないのです。
ただ、よく思うのは、スーパーの陳列棚で我こそはと主張する顔が、
誰かの家のなかでもそのまま同じなのは不自然なことではないのかーということ。
もう少し静かにしていて欲しいのです。

2009/02/02

MAGNET


草案