2008/11/29

本業の領域

最近の学校教員は、授業計画(シラバス)作成にかける時間が長すぎて、質の高い授業を行うことが難しいらしい。どっかで聞いたような話。本末転倒、力を入れるべき本業の領域がどこにあるのか、きちんと考えていなくちゃなりません。

2008/11/28

自分の言葉で語る

「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」土曜21:30からAM954Khz!に励まされて、自分の言葉で語るってことが大事だと最近痛感。でもやるんだよ精神で。

2008/11/27

保険金不払い事件

保険金不払い事件

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E9%99%BA%E9%87%91%E4%B8%8D%E6%89%95%E3%81%84%E4%BA%8B%E4%BB%B6

地下空間

日本の地下空間を特集したDVDが本日発売に!





Vol.1、2ともに3990円。こんな趣味のモンにお金を使える身分じゃないんですが…。欲しい!

日本の地下空間DVD

2008/11/25

メモ(本・映画)

『ブラインドネス』 2008年11月22日公開
監督:フェルナンド・メイレレス
原作:ジョゼ・サラマーゴ『白の闇』(NHK出版)
出演:ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、伊勢谷友介、木村佳乃、ダニー・グローヴァー、ガエル・ガルシア・ベルナルほか
原題:BLINDNESS/2008年/カナダ・ブラジル・日本合作
配給:ギャガ・コミュニケーションズ      
公式サイト:http://blindness.gyao.jp/

2008/11/13

横浜トリエンナーレ2008その2

とにかく今回、一番不満だったのは作品をそのままにポイと見せる感じ。今回は総合テーマが、「タイムクレヴァス」というもの。
カタログでは、
情報過多な日常の時間に流されることなく、時間の淵にたたずみ、その裂け目(クレヴァス)を覗き込むスリリングな体験の場

と説明されている。ただ、実際に展示されている作品が、なぜ時間の裂け目として選ばれココにあるのかが良く分からなかった。小規模な企画展だと、全体のテーマがもっと具体的でその文脈の中である程度ヒントというか、ある「ひっかかり」をもって作品と接することができる気がするけど、今回はそれがほとんどできなかった気がする。

現代アートをカタログでは、
人々の柔軟な思考と創造性を刺激する

と書いているが、それにしては情報不足だろう。もしかすると、情報過多な日常をすごす私たちに向けての一休みを提案してくれていたのかもしれないけど。作品に対する解説は、いったん聞いてしまうと自分なりの解釈ができなくなるのでなるべく避けたいけれど、情報が少なすぎると、やっぱり楽しめないと思うのです。過去の作品、選定理由などなど、バランスを崩さない程度にカタログででもいいのでもう少し出して欲しかった。

2000年に川村記念美術館であった「美の扉 Art for Life's Sake」はそういう意味ですごく良かったと思う。それぞれの作品の前に箱があり、作者の過去のインタビューや著作の一部などを作品を読み解く鍵として提示してくれていた。かならずしも、作品そのものをストレートに説明しているものばかりではないので、鑑賞の邪魔にもならず、パズルのような楽しさがあった。

ある作品で使われていた黒板の落書きの数々。「わからん」とか「なにこれ」っていう反応って、作家にとってどうなんだろう。
横浜トリエンナーレ2008

2008/11/12

装飾することと、ファンタジー2

excite.ism「ハイメ・アジョン来日、伊勢丹新宿店×デザインタイド」
に、ハイメ・アジョン氏来日の様子がレポートされていた。

上はハイメが考え出した「物語」の世界を表現する一連のシリーズ。小さな男の子が王子様になるまでのストーリーで、幼い頃の思い出やサーカス、神話、などがモチーフ。一つ一つのアイテムに小さな小さな、けれども「奇想天外」な発想が込められている。そしてその根底に潜むのは「愛」、とアジョン氏は言う。リヤドロではこのコレクションのために、新色を開発、発売までに2年半を掛けたという。

物語の王子様で、今回のコレクションのシンボリックアイテムがこちら。手に持ったハートの杖と頭上のハトに目がいく。はいているのはカンペール社でアジョン氏がデザインし、実際に発売されている靴!

中略

「ロシア、サーカス、カラフルでハッピーなものが好き。仕事も人生も楽しく、豊かなに過ごさなければ」とアジョン氏。そして今回の来日トークではこんな告白も。赤ずきんやシルクハットの紳士など、さまざまな扮装をして写真を撮るのが好きで、今回のコレクションの製作中には自ら、主人公の格好をしてグリーンチキンに乗ったり、さまざまなポートレートを撮り下ろした。世界が注目するデザイナーは、意外にも熱烈な「コスプレイヤー」だった。

日本での靴の発売はもうちょっと先らしいけど。パンフレットにも、アジョン氏が「コスプレ」した写真が使われている。微笑したほほえましい写真。そういえば、フィリップ・スタルクも自身の写真は変なのが多かったような。巨匠の共通点なのかな。

2008/11/11

横浜トリエンナーレ2008その1

横浜トリエンナーレ2008に行って来た。とりあえず先に謝っておくと、特別アートに詳しくもないし、批評できるほどのリテラシーもないので、ごく個人的なそして歪んだ感想かもですが。前々回の初めての開催時はかなり面白かったし、前回は行きそびれてしまっていたので、かなり楽しみにして泊まりがけで行ってきました。結果は…
「タイムクレヴァス」という総合テーマは知っていたけれど、フタを開けてみれば(つまり、電車を乗り継いでテクテク行くと)今回はパフォーマンスに焦点を当てて展示内容を構成しているそうで、日にちと時間が合わずに肝心のパフォーマンスは全く見られなかった。鑑賞時間短縮できてありがとう!
展示も入場17:00までということで、なんだかほとんど主催者側が見せたがっているものがなんだったのか分からずじまい。カタログも展示方法も、「すごいの持ってきたよ、ほれ見なっ」とポイと投げ出された感じ。運が悪かったと諦めるか。否、ポスターとか告知とか、もっと親切にできただろう!フントに。翻ってオノレを見つめ直すことができた、ありがとう!
作品本体から離れたとこに、白い作品名プレート貼って、楽しい作品名探しゲームに参加させてくれてありがとう!
ある会場では、キッズキュレーターが台本を読み上げるような素晴らしい声で作品のとてもかわいらしい解釈を披露してくれて、最高!ホント、ありがとう。

2008/11/10

シンプル、ストレートな行動と考え

たまに届く、福音館書店からのメールマガジン「あのねメール通信」。ほとんど忙しくて、メールの中身を読めないんだけど、今日は読んだ。
あこがれの絵本作家に会いに行く様子が綴られている。「すごいなあ! 会ってみたいなあ。会ってくれるのだろうか?」そして、電話。この行動力ってすごい。絵本作家のこういうストレートでシンプルな感覚ってもって生まれたものな気がする。真似をするようなものでもなし、ただ羨ましいと思ったり。

「すごいなあ! 会ってみたいなあ。会ってくれるのだろうか?」とにかく日の出村にいきたいと、どうやって調べたか忘れてしまったが、田島さんに直接電話した。田島さんが電話にでた! ドキドキしながら「これこれこういう者ですが、お会いしたいのですが、伺ってもいいでしょうか?」と聞くと、「おう、こいよ」と、男らしい言葉が電話口から響いた。「やっぱり、いうことが格好いいなあ! ああいう感じじゃなけりゃ男じゃない!」と感動した。

数日後、カミさんと友人の油絵描きと私の3人で、日の出村の田島さんの家を訪ねた。山の斜面に立つお洒落な家! そして、前に畑があった。山羊もいた!絵本作家らしい! と、ミーハー的にまた感動した。田島さんは、にこにこしながら仕事場を見せてくれ、制作中の『ふきまんぶく』の大きな絵を見せてくれた。「この絵は気に入らないから、今、描き直しているんだ」と、飾らず気持ちよく話してくれ、すてきな奥様の入れてくれたお茶をごちそうになった。

あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2008年11月5日 Vol.84
《1》連載:めくってうれしい絵本体験記(8) 飯野和好

2008/11/09

あるいは、人間のリセットボタン

たまに、訳も分からず声もだせず、ぽろぽろ泣いて止まらない夜があるけど、自分の場合は、祝福された時間が訳も分からず哀しかったりする…気がする。なんなんだろうね。
宮崎駿の「千と千尋の神隠し」で、千がハクにもらったおにぎりをほおばりながら泣くシーン。あれを見ると、必ずいつも涙が出てスッと解放される。不思議だ。涙腺ってやつは。

バッハを聴くとまだ若かりし大学時代を回想する。寝たきりになった病人にも、かつては颯爽と街を闊歩していた時代があった。恋に落ち、酒を呑み、友だちと朝まで騒いだ日々があった。音楽はその時の遠い記憶と不可分に結びついている。自分にも祝福された時間がたくさんあったことに気づかせてくれる。病気を恨まず、生まれてきたことに素直に感謝できる。「音楽のちから」を再認識しました。

それまで押し殺していた感情がどっと流れだし、ただほろほろと泣くばかりでした。オトコはそうめったに人前で涙を見せられない。苦しいとき、痛いとき、我慢せずに泣けばいいのに。そこが女性とちがって不器用なところなのです。

「プライベート演奏会」は、オトコが人目を気にせずに思いっきり「泣ける口実」を見事に用意してくれました。
NARAJIN.NET 音楽療法士からの質問状6「プライベート演奏会について」

2008/11/08

缶コーヒー好きの気持ちになってみた

コーヒーは好き。だけど、缶コーヒーは苦手。なぜか、飲んだ後独特のエグさが残るのがどうしても…。あれはいったいなんなんだろう。不思議。なので、どうしても出勤前にどこかでテイクアウトするのが日課になるんだけど。
で、一缶の容量に対して値段が馬鹿高なスターバックスの缶コーヒー。相変わらずの、ドッピオだとか、グランデだとかベンティだとか、よく分かりません。どんなもんかと、トライ。うーむ。エスプレッソまんまだと思いきや、砂糖とミルクが入っていて、ほかの缶コーヒーとの違いが分かりません。ふむ。

STARBUCKS DOUBLE SHOT



あー、部屋が汚い…。

2008/11/07

モビリティ・ビジョン

だいぶ前に、WIRED VISIONで連載が始まった、「モビリティ・ビジョン」。ちょっと前に自転車を買ってから移動することに対して積極的になったので、興味深い。とはいえ、自転車は体力的に(具体的には呼吸器系)厳しいので、ちょこちょこしか乗っていないけど。 初回では、速度と一回の移動距離で人間の移動手段を分類する。たとえば、 ・歩く→4km/h ・走る→20km/h ・自転車(ママチャリ)→15km/hから20km/h ・自動車→50から100km/h などと分類する。そのなかで、ママチャリを 日本のママチャリは、低速で走ることに特化した、世界的に見ると異常な方向へと発達した自転車 というのは驚き。世界的に見ると、異常なのか…。

2008/11/06

ギアの歯車

ギアの歯車。静止画で見ると、それほど凄いとは思わないけど、動き出したときの驚きは結構デカいのでは。
スチームパンクの世界というか…。これが完全な球体とかだったら、クールすぎる。
こういう歯車のものって、計算して作れるものだろうか、それともトライ&エラー?

2008/11/05

UP

またひとつ、近未来のプロダクトが出現した。山手線の車両外側の広告で見たときは、何の製品の広告なのかまったく分からなかった。

UP-MediaPort

UP-MediaPort

UP-MediaPort
Nikonからヘッドフォン一体型のメディアブラウザ。ウェアラブルコンピュータの世界にまた一歩近づいた感。一時期ヘッドマウントディスプレイ(HMD)が各社から発売されて、わくわくしたけど高い&そんなに迫力が無いので、買う気はまったくなかった(というか買えなかった)けど、いまも現役でいろいろ出ているみたい。
ヘッドマウントディスプレイ性能比較
けっこうたくさんあるなー、そしていっぱい、しかも安い…。五万円以下で全然買えちゃうんだな。UPも過去のHMDの二の舞にならなきゃいいけど、なんて思っていたけど、台数限定らしいし、未来へ一歩踏み出した、革新的なプロダクトとして記憶に残ることになるのかもしれないな。
ただ、ウェブサイトのスタートアップ画面を見ると、なんでもできるような印象があるけど、そうなのかな。これで音楽と、動画くらいだったら残念。メディアをブラウザするソフトのできがいまいちでも辛いし…。六万円前後出すには、アチシは貧乏すぎますです。

2008/11/04

装飾することと、ファンタジー

DESIGNTIDE TOKYO 2008のイベントの一つ、伊勢丹で開催されているハイメ・アジョン×リヤドロの展示に行った。雑誌で紹介されている、The Lover II(写真)に惹かれてだ。
憂いをたたえた表情とユーモラスな衣装が滑稽だけど哀しくてすごくいい! 磁器のツヤっとした質感と、どこか宇宙服にも見える衣装が未来的な感じもする。映画、時計仕掛けのオレンジでインテリアで使われていそう。


The Lover II


「スペインでは一家に一つはある」らしい、リヤドロと、デザイナーのハイメ・アジョンがコラボレートした作品群が展示、販売されていた。

 スペインはバレンシア地方で生まれた「Lladro(リヤドロ)」。1950年代に、ホアン、ホセ、ビセンテのリヤドロ三兄弟が小さな窯を創業し、その歴史は始まった。彼らは、磁器の質感や微妙な彩色を研究し続け、独自のポーリセン(磁器)のスタイルを築き上げた。


中略

彼は、マドリッドとパリでインダストリアルデザインを学んだ後、ルチアーノ・ベネトンが設立したファブリカに勤務。2004年に独立し、トイ、ファニチャー、インテリア、アートなど様々な作品を発表。06年には英・ウォールペーパー誌の世界の若手クリエイターTOP10に選出された。名実ともに世界が注目するクリエイターである。


ウーマンエキサイト「気鋭のデザイナー、ハイメ・アジョンを起用し飛躍するリヤドロ」



会場には、商品を買った人だけがもらえるブックレットがあり、そこでこの商品たちが登場する物語が紹介されていた。グリーンチキンや、四面に顔のある巨大な花瓶などかなりユーモラスな商品が多くて、伝統あるブランドがよくこんなに思い切るなあ、と思ったら、

「最初の三ヶ月はリヤドロという、伝統あるブランドの理解に時間を費やした。そして製作工程をみながら、どうすれば磁器をインテリアに使えるかを模索し続けた。ファミリービジネスで培ってきたブランドのDNAを活かし、その上に新しいプラットフォームを作ろうと考えた。そして、現在ある作品を違った角度から見た時に、『色を抜きとる』ことを思いついた」(アジョン氏)


ウーマンエキサイト「気鋭のデザイナー、ハイメ・アジョンを起用し飛躍するリヤドロ」


とあるように、きちんとした信頼関係の上に成り立っていたみたい。

ハイメ・アジョン
リヤドロ

2008/11/03

レアなアラート

いきなり、SFの世界な気分。意味わからんちん。どういうこと?

2008/11/02

切実なもの、そうでないもの

最近、よく読むnarajin.netというブログ。闘病記というか、日々のこと、音楽と本のことなどを書いていて、とても引き込まれる。
そのブログで最近、音楽療法士との関わりを紹介した「音楽療法士からの質問状3『「寝たきりになってからまた再開したのは?」』、その文章が胸を打つ。

廃用症候群で完全介護となった我が身にとって、自分の自由になることは考えることと、音楽をきくことしかない。このまま死んでいくにしても、最後まで人間らしくありたかった。体はぜんぶ他人の世話になっても、心とアタマだけは誰の手にもわたさないという、やせ我慢というか、意地がありました。自分の頭で考え、言葉にして表現するのはとてもしんどいけれど、それ以上に生きている実感をもたらしてくれる。爪は剥がれ落ち、ギターを弾く握力が奪われても、まだまだできることはあるんじゃないか。

このとき「音楽」というものが、それまで考えていたよりも自分にとってかなり切実で本質的なものであることを悟りました。自分がもういちど生きはじめるため、もういちど家に帰るために音楽療法をやり直してみようと決心したのです。

いろいろな物事を、切実なもの、そうでないものという風に二分化して考えてしまう癖がある。しょっちゅう、大災害の東京で自分の職能(コンピュータを使って本が作れる)という能力がどれほど役に立つのかと考える。
デザインは、自分にとっては切実だ。毎日そのことで悩み、考えている。だが、他の人にとっては? 生きていくことがほとんどの人にとって最重要課題である時に、エディトリアルデザインがどれほどのモノかと。
それでも、美しいモノを見たり、食い物代わりに活字を追ったり、新しい考え方に触れることで生きること以上の生きる楽しみを味わいたいんだ。少なくとも自分は。で、そういう楽しみを供給できるようになりたいと思ってるんだけど、難しいんだこれが。

2008/11/01

iPodとCF

以前に書いたiPodにCFを積んだ件。覚え書き。
iPOD4GwithCF
そもそも、使っていたiPod4Gが音飛びが頻発して、起動できなくなる→分解して再度組み立てると復活する(なぜ?ホントに裏蓋を開けて、すぐ閉めるだけで一発で直ってしまう。Geniusなら、どんな診断を下すことやら)症状が起こっていたので、試しにCF化してみた。

1.Aitendoで変換コネクターを買う。
2.iPodを分解してハードディスクを抜く。そして、変換コネクターを装着。
3.CFカードを挿す、完了!

手順はこれだけだけど、実際にはCFを認識しなかったりでいろいろ苦戦した。
・変換コネクターにMASTER/SLAVE設定ジャンパーも付いていたけど、特に関係ない模様。
・どうもCFカードのフォーマットがよくなかったみたい。MacOSではどうにもならず、
 ダメもとでCanonのデジカメでCFカードをフォーマットしたらうまくいった。
軽くて静かで電池が長持ちするかわりに、2GBという小容量を見ては貧乏を噛みしめねばならぬ。
そういえば、この間池袋の大手家電量販店で「一年たったらiPodのバッテリー駄目になっちゃうんで、保証入った方がいいですよ」って勧めてる店員さんがいたけど、そんなにすぐになくなるかな?このiPod5〜6年前に買ったけど、まだ動くよ。