最近、質問掲示板のすれ違いというか、明らかに話が通じてないやりとりを見て、なんだか切ない気持ちになったり。で、ちょっとしたドラマだな、と思ったやりとりを見つけた。
「抑うつ」って変な言葉だと思って（だって、うつを抑えるなら、ハッピーなんじゃ？）調べてたら出てきたこのはてなのやりとりも、質問者の真実を追い求める厳しい姿と、最後のドンデン返しまで読んで、なんだか奇妙な感動を覚えた。
ちなみに、自分が気になってた部分は、上記の中の
うつ（鬱）は、字義だけでいえば、「草木の茂るさま」のことで、これだけだと「物事の盛んなかたち」ということになります。「鬱蒼」や「鬱勃」、あと「鬱葱」（うっそうと茂る、の鬱葱です）なんていう熟語につかう欝ですね。
欝を「気のふさぐこと」の意味にするには、一度、意味を転じる必要があります。なので「憂鬱」であるとか「抑欝」など、ネガティブな意味を示す字と合わせて用い、意味をはっきりさせた訳です。
最近は、あまり「物事の盛んなかたち」という意味では使わないので、欝だけで、英語で言うところのDepressionを指すことが多いようですね。
ここらへんでなんとなく納得。
校正さんのすぐ側で仕事してるから、一度聞いてみたいけど、言葉が言葉だけに聞きにくい。
