2009/08/30

バスキア

昨日は、中央区のギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アートで開催されていた、「BASQUIAT SAITO WARHOL」に行ってきた。
サイトウ・マコトが敬愛するバスキアと、バスキアの才能を見いだしたウォーホルに捧ぐオマージュを初公開する。また、バスキアとウォーホルの貴重な名作も合わせて展示する。
バスキアがすごく好きなんですが、本物を見たことがなかったのと、第一線で活躍されているデザイナーの展示は、展示方法も含めて、すごく勉強になるので、見てきました。
点数は、それぞれ2〜3点と少なかったのですが、ゆったりとしたスペースで他にお客さんはゼロ。非常にじっくりと作品を見られて良かったです。意外だったのは、全品非売品。サイトウさんの作品は、小山富美夫ギャラリーを通して購入できるみたいでしたが。本当に純粋なオマージュ企画だった、ということでしょうか。
お目当てのバスキアの作品は、タテヨコ2メーターくらいの大型の作品。画面右下全体の1/6くらいの面積に、真っ赤な鼻をした黒い骸骨のような人物の描かれた作品。
カラーコピーした自身の落書きをコラージュして、その上からダイナミックに、ドローイングと断片的なメッセージが書き込まれている。
溢れるようなイマジネーションをぶつけた、というよりは自分の断片をコピーして貼り付け、なんとか空白を埋めているように見える。その息苦しさみたいなものがすごく好きなんですが、実際はそんなことないかもしれないな、と計算された美しく世俗的なウォーホルを見て思った。
サイトウさんの作品は、バスキアの大型作品とほぼ同サイズ。昔、デジタルでアート作品の制作をしているという記事を読んでいたけど、説明にはオイルペイントとアクリルとあった。細かいインクジェットの点はあったから出力のあとに手を加えて、質感を出しているのかもしれない。
帽子を被ったバスキアの(多分)肖像。全体にきらめくような模様があって、立体的な生命感を感じました。
http://www.g-sho.com/

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