2009/02/16

人生は細くて長い廊下

今年ウシ年はまさに自分にピッタリ! いろんな物事を反芻してるから、アウトプットが遅いのです、私は。いまさらながら、08年トリエンナーレ一番のお気に入りの作品。

横浜トリエンナーレ2008
横浜トリエンナーレ2008
ミランダ・ジュライ「廊下」

幅90cm、長さ30mの廊下に、49枚のパネルが設置されている。
裏表にそれぞれ日本語と英語でメッセージが書かれている。光沢のあるペンキ(?)で、もりっと厚く書かれている。

今また、同じ場所へ行って、もう一度あの廊下を通って、いろんなコトを考えてみたい。けど、もうあの廊下は消滅してしまった(トリエンナーレは11月30日で閉幕!)。考えてみると、むかし、いま、みらい––と続く時間だけが、自分が始まりから終わりまで歩いていける、唯一の廊下だと気がつく。この寂しい小道には、ユーモアたっぷりに、横から(ヒトの人生を!)からかってくれる、こんな作品がもっとたくさん必要だ。

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