2013/05/15

『コズモポリス』COSMOPOLIS|★★★★☆

デヴィッド・クローネンバーグ監督、ロバート・パティンソン主演の『コズモポリス』。

ゴールデン・ウィーク中に観て、暫定今年度ナンバー1になるくらい面白かった。忙しさにかまけて、ブログには書いていないけど、『ホビット』、『ルーパー』、『ゼロ・ダーク・サーティ』、『キャビン』よりも好き(もっとも、『ジャッキー・コーガン』が満席で急遽こちらを観たので、若干の拾い物バイアスはあるかも)。

スタイリッシュな映像、原作のセリフを活かした含蓄のある会話、いま現在の社会とのリンク、主人公が生きる力を取り戻しながらも破滅していくようす……。いろんな要素がキレイに自分の好みに合ったみたい。

東京では、まだ公開してるみたいなので、気になった方は是非。

COSMOPOLIS 公式サイト
公開スケジュールはこちらのページに。



以下、やや軽いネタバレ含む感想。

オープニングとエンディングを、ジャクソン・ポロックとマーク・ロスコ、アメリカの抽象表現主義作家の作品で締めるところ、痺れた!

劇中でも、主人公がロスコの作品に執着を見せるところがあって、ロスコ描くところの「扉」のようなもの、「出口」を追い求めているように思えてなんだか忘れられない。

原作も気になるんだよなー。単行本の方が装丁好みなんだけど…。

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