あこがれの絵本作家に会いに行く様子が綴られている。「すごいなあ! 会ってみたいなあ。会ってくれるのだろうか?」そして、電話。この行動力ってすごい。絵本作家のこういうストレートでシンプルな感覚ってもって生まれたものな気がする。真似をするようなものでもなし、ただ羨ましいと思ったり。
「すごいなあ! 会ってみたいなあ。会ってくれるのだろうか?」とにかく日の出村にいきたいと、どうやって調べたか忘れてしまったが、田島さんに直接電話した。田島さんが電話にでた! ドキドキしながら「これこれこういう者ですが、お会いしたいのですが、伺ってもいいでしょうか?」と聞くと、「おう、こいよ」と、男らしい言葉が電話口から響いた。「やっぱり、いうことが格好いいなあ! ああいう感じじゃなけりゃ男じゃない!」と感動した。
数日後、カミさんと友人の油絵描きと私の3人で、日の出村の田島さんの家を訪ねた。山の斜面に立つお洒落な家! そして、前に畑があった。山羊もいた!絵本作家らしい! と、ミーハー的にまた感動した。田島さんは、にこにこしながら仕事場を見せてくれ、制作中の『ふきまんぶく』の大きな絵を見せてくれた。「この絵は気に入らないから、今、描き直しているんだ」と、飾らず気持ちよく話してくれ、すてきな奥様の入れてくれたお茶をごちそうになった。
あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2008年11月5日 Vol.84
《1》連載:めくってうれしい絵本体験記(8) 飯野和好
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