イカれたキャラクター勢揃いで、テンポよく進むかと思いきや、中盤でちょっとだれるのが残念。
死体発見してまごまごしてたら、撃たれて退場とか…。ドンパチ始めるための口実にされただけでは…。
でも、何人かのプロの手口の描写はじっくり丁寧で楽しめました。
マフィア気取りのマジシャン、バディ・イズラエルの演技はすごく良かった。ジェレミー・ピヴェン。他の作品も見たいけど、未見で気になるのはブラック・ホーク・ダウンかな。
谷川はあるとき、敦賀湾に面した常宮(じょうぐう)という海村で、ある老人から自分の子供3人を集落の産屋(うぶや)で生ませたという話を聞いた。
産屋は屋敷の片隅にあって、隣りには煮炊き用の竈(かまど)がしつらえてある。産気づいた妊婦がそこに入ってから出産まですることはよくある光景なのだが、この地の習慣では母子は赤児が生まれてからも、その部屋を出ない。それが1カ月も続く。そこまで母子が時をすごす産屋はどんな部屋なのかと聞いてみると、その産屋には畳がなく、海から採ってきた砂を敷いてあるという。その上に藁を敷きつめ、筵(むしろ)を重ね、いちばん上に茣蓙(ござ)を置く。しかし妊婦が代わるたびに、砂はすっかり取り替えるらしい。そこで谷川が、「砂まで変えるんですか」と尋ねると、「ウブスナだからね」と言ったというのだ。
『常世論』谷川健一 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1322.html
モモンガはリス科の小動物。前足と後ろ足の間に発達した毛皮のマントで、夜の森を滑空します。
ところで、この「ももんが」あるいは「ももんがあ」という言葉、不思議な響きの言葉と思いませんか。調べてみると、あまり良いイメージで使われた様子はありません。江戸時代には、両手をパッと広げて子供をおどかす仕草・遊びであったことや、人をののしる言葉であったことが、『広辞苑』に載っています。また草双紙(江戸時代のマンガ本?)の研究家によると、ももんがあ(ももんが)
は化け物の親玉として「見越入道」と化け物界を二分し、その覇権を争っていたそうです。
アダム・カバット『ももんがあ対見越入道』講談社
①読書は「自分の中の語り部」に気がつくということ、②書物の洪水のなかで困っているときは「思想の源泉」になるべきものを見いだすこと、③そのうえで「自分の原典」を発見すること、④読書こそ人間にとって最も純粋な時間を提供するものだろうということ、⑤読書は「感覚の訓練」であって「人生の批評」でありうべきこと、⑥読書には必ず「害」もつきまとうこと、⑦すべからく読書人は「老いたファウスト」に向かうのであろうこと最近、小説を読んでない。本当に好きな本は、じっくり読めるときまでとってあるし。うーん、何読もう。あ、読む暇なかった。
『書物の達人』池谷伊佐夫 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇
博覧強記の者を前にすると、人はよく「あんたのアタマの中を覗いてみたいもんだ」と言いたがる。ぼくもときどき、そういうふうに言われることがある。この投げやりな称賛には、しかし記憶と再生とのつながりが見えていないように思われる。
博覧はディレクトリーがよくできていることを、強記はそれをブラウンジングするしくみがよくできていることを言うのだろうが、実はもっと大事なことは、その博覧と強記との二つのあいだには、思いもよらない「つながり」があるということだ。
ぼくは何かを憶えていたいとは思っていない。知っていることなど、できるだけ放出してしまいたいし、どちらかといえば耄碌に憧れてきた。けれどもあまりに何も憶えられないタチなので、その記憶と再生のしくみを工夫するしかなかっただけなのだ。そのうえで、さまざまな本を読むうちに、多くのことがつながっているだけなのだ。本は、ぼくの救世主だったのである。
書物を読むということは、そのなかのテクストを、テクストに書かれた内容を、その順に汲みとることではない。そんなことをしても、ぼくにはそれを再生することは不可能だ。小説はまだしも、それ以外のものを読むんだったら、この手の読み方にはかなり限界がある。そう思っていたら、中世の文人たちこそ、今日に蘇るべき読書法を開発しきっていた。
中世、書物に接するということは、テクスト以前とテクスト以降との、テクスト内部とテクスト外部との、その両方を読むことだったのだ。たとえば12世紀の初めのサン・ヴィクトルのフーゴーは、若い学生たちが写本のページのレイアウトや装飾とともに書物を読むことを奨めた。リテラトゥーラ(書かれたもの)はメモリア(記憶)の図形配置だったのである。
索引用語や検索記号は今日の書物やパソコンのように、最初から書物の巻末やパソコンの別欄に表示されるものではなかった。アタマと書物の“中”に同時に記されるべきものだった。
そのため、章や節に番号をふること、テクストをグリッドに分けること、重要な最初の文字を彩色すること、朱書きすること(rubricare)、文中にアーチや柱のしるしをつけること、そのほかさまざまな工夫が試された。ぼくはこれを本に書きこむマーキングとしてずいぶん時間をかけてエクササイズしてきたが、セビリアのイシドルスたちは、とっくにこれを「アルス・ノタタリア」にしていたのだった。
尾高賞受賞作品「シークレット・フォレスト(secret forest for ensemble)」。壇上に並んだ9人の弦楽合奏と、客席の四隅や中央に配置された木管、金管奏者8人がともに演奏する。映画の効果音に使う筒状のレインスティックの雨音と響き合い、森の中にいるような幻想的な空間がホールに広がった。
この曲で、藤倉はある実験をした。木管、金管奏者には、複数の楽譜があり、奏者がどれを演奏しても弦楽奏者との「計算されたハーモニー」が成り立つ。「未来の」東京駅ホームのように――。
藤倉は、作曲という作業を黒澤明の映画になぞらえる。エキストラ一人ひとりの動きまで完全に計算された「隠し砦の三悪人」のワンシーンのように、どこを切り取っても完璧な映像。
サイトウ・マコトが敬愛するバスキアと、バスキアの才能を見いだしたウォーホルに捧ぐオマージュを初公開する。また、バスキアとウォーホルの貴重な名作も合わせて展示する。バスキアがすごく好きなんですが、本物を見たことがなかったのと、第一線で活躍されているデザイナーの展示は、展示方法も含めて、すごく勉強になるので、見てきました。
毎年、ボクはMaker Faireで、1つか、それ以上の "エピファニー" を得る。それは、Maker Faireで起きている歓喜溢れる驚異的な物事に圧倒され、強烈な感動を受ける "瞬間" だ。どれほどスゴイことがそこで起きているのかを、そして自分がその一員であることの幸せを、思い知らせてくれる。
MAKE: Japan : Maker Faireにおける "エピファニー"
Epiphany/ipífəni/
名 詞
1 (カトリックで)御公現の祝日;(プロテスタントで)公現日(1月6日).
2⦅e-⦆(特に神格者の)出現, 自己啓示.
3⦅e-⦆〘文学〙エピファニー:物事人物の本質が露呈する瞬間;それを描いた文学作品(の一部).
プログレッシブ英和・和英中辞典
Tough guys fight
All alone at night
Life doesn't frighten me at all.
Panthers in the park
Strangers in the dark
No, they don't frighten me at all.
「Life Doesn't Frighten Me」 Maya Angelou
世界基準
東京フォトは 日本初の国際的な 写真の *アートフェアです
世界有数のアートギャラリーが東京に集まり 作品を展示販売する 写真の見本市です
ニューヨークやパリ市場の品質と価格を基準に、美術館クラスの作品を安心して購入できる
マーケット、環境を提供します
コレクションのリファレンスとして 同会場にて MoPA サンディエゴ写真美術館の協力による
『PHOTO AMERICA』展を開催いたします(9千点の収蔵作品から選りすぐりの記念セレクト展)
W. Eugene Smith, Ansel Adams, Wynn Bullock, William Klein, Larry Clark, Garry Winogrand,
Irving Penn, Joel Meyerowitz, Sally Mann, Joan Myers, Ruud van Empel, and Loretta Lux.
*アートフェアは アーモリー(ニューヨーク) フリーズ(ロンドン) アートバーゼル(スイス)パリフォト(パリ) AIPAD(ニューヨーク)
が世界のリーディングフェアとして注目されています
フリーズは2007年開催5年目にして6万人の入場 作品の売り上げは数日間で300億円を記録 一大アート市場を形成している
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ScanSnap S300M
・ドライバをダウンロードすればWindows用モデルもMacで使える
・「S300M」の「USBバスパワー対応」が決め手/二本目のUSBをパソコンに繋いで電力を供給する仕様
・上部の紙フィーダーをたためばスッキリ超コンパクト
・ドライバの機能がWindows版より多少劣るよう
■グラフィック薄氷大魔王[181]
ありったけScanSnapより抜粋
サリンジャー氏、「ライ麦畑でつかまえて」続編をめぐり提訴
米小説家J・D・サリンジャー氏が1日、代表作「ライ麦畑でつかまえて」の続編出版を予定している著者と出版社を相手取り、著作権侵害で提訴した。
続編は著者が「J・D・カリフォルニア」、タイトルが「60 Years Later: Coming Through the Rye(原題)」となっている。
サリンジャー氏、「ライ麦畑でつかまえて」続編をめぐり提訴 | エンタテインメント | Reuters
iPhone電子ブックリーダーが「発禁」に:理由はインドの古典 | WIRED VISION
米Apple社が、『iPhone』用電子ブックリーダーを『App Store』に登録するのを拒否した。著作権のない書籍を提供する『プロジェクト・グーテンベルク』を利用するものだが、問題になった本とは。
古代インドの性愛の経典『カーマ・スートラ』の検索やダウンロードが可能だからという理由だ。
Apple社は通常、不快感を与える可能性があるiPhoneアプリのコンテンツに対しては厳しい姿勢をとっている(日本語版記事)が、ユーザーが手動で検索してダウンロードする必要があるコンテンツを理由にアプリを拒否したのは、筆者が知る限りでは今回が初めてだ。 Montgomerie氏は、[Apple社が提供するブラウザー]『Safari』でググれば簡単にカーマ・スートラを検索できるのに、と指摘している。
Don’t undervalue your work. Seek criticism, not praise. Always keep learning―do this by reading books, magazines, blogs, and by practising. Collect and share things. Teach others. Never give up. Keep practising. Again, keep practising!
あなたの仕事を過小評価しないで下さい。 賞賛ではなく、批評を求めてください。 本や雑誌、ブログを読んで、練習して、いつも学習している状態でいて下さい。 いろいろなものを集めて、共有してください。 誰かに教えてあげてください。 決してあきらめないでください。 練習し続けてください。 もう一度、練習し続けてください!
Just Creative Design | Graphic Designer, Logo Designer
【イノベーティブな技術 厳選40】
[33]BCI(ブレイン・コンピューター・インターフェース)
「脳力」の限界を超える第一歩
BCIでは人間の脳とコンピューターを直結して、人間の考えたことをそのままコンピューターに伝える
BCIの研究は初期段階にすぎないが、着実に進展を見せている。
脳の活動から得た情報を基に、人間が見ている映像をコンピューター上で復元(再構成)することに成功したと発表した。
磁場と電波を使って人間の体内の様子をコンピューターで映像化する「磁気共鳴画像装置(MRI)」や、脳で発生する磁場の変化を計測する「脳磁計(MEG)」などを利用する。
禅は、仏陀がその永年の遊行の間に説いた教示、もしくは説法にただ盲従することを拒む。言葉や文字は、仏教者の生活がそこから始まり、そこに終わる目標を単に指し示すにすぎないとする。
「禅」
鈴木大拙(工藤澄子訳)
41万語以上の収録語数を誇る世界最大・最高の辞書『オックスフォード英語大辞典』(OED)。この壮大な編纂偉業の中心にいたのは、貧困の中、独学で言語学会の第一人者となったマレー博士。そして彼には、日々手紙で用例を送ってくる謎の協力者がいた。ある日彼を訪ねたマレーはそのあまりにも意外な正体を知る――言葉の本流に挑み続けた二人の天才の数奇な人生とは? 全米で大反響を呼んだ、ノンフィクションの真髄。
マイナーはどうしても自分が役に立っていると思いたかったのだ。自分が参加していると感じたかった。賞賛の言葉を雨のように浴びたいと望みながら、それは無理なことだと自覚してもいた。彼は尊敬されたいと思い、自分は特別であり、他の独房にいる者とは違うということを、ブロードムアの人々に知ってもらいたかったのだ。
「博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話」
サイモン・ウィンチェスター 鈴木主税訳、ハヤカワ文庫NF
デザインで社会を変えよう。 21世紀の日本に、何がOKで、何がNOなのか、
デザイナーが日頃考えていた事を、Tシャツとポストカードにしてみました。
生活の全てをYES・NOで見つめ直してみてください。そして、あなたのYES・NOもお知らせください。
全てのデザイナーが、全ての生活者が主張していきましょう。クリーンで美しい日本に変えていきましょう。
生活者一人一人が自己主張するTシャツ。デザインで社会を変えましょう。
《にわか住職になったこんにゃく屋の主人が旅僧に禅問答をしかけられ、口もきけず耳も聞こえないふりをしていると、旅僧は無言の行(ぎょう)ととりちがえ、敬服するという筋の落語の題名から》とんちんかんな問答。また、見当はずれの応答。
諸君、まともでありたいならば、疑念を起こしてはならぬ。拡げれば宇宙いっぱいに充ち溢れ、収めれば髪の毛一本立てる隙もない、明々白々として自立し、いまだかつて欠けたことはない。眼にも見えず、耳にも聞こえない。さてそれを何と呼ぶか。『それと言いとめたらもう的はずれ』と古人は言った。君たち、ただ自分の目で見て取れ。これ以上何があろう。いくら説いてもきりはない。各自しっかりやってくれ。どうもご苦労だった。
——「臨済録」入矢義高訳注、岩波文庫
日本のゲーム産業では、在庫リスクを小売店が負う形になっている。通常、一度仕入れたゲームは小売店からゲーム会社に返品できない契約である。小売店に出荷した段階で、ゲーム会社は確実に収益を得られるが、その先のユーザーに売れるかどうかは小売店の責任であり、売れずに残った在庫による損失は小売店がすべて被る。小売店側へのマージンは少なく、10本仕入れて1本残れば赤字といわれる。
(中略)
ゲーム会社では開発の際に、すぐに遊び終わって中古に回らないように「やりこみ」要素を追加するべきという戦略が一般に説かれる。しかし、それが本当に効果を上げているかどうかを裏付けるデータがあるわけでもない。
銀座にあるもっとも歴史のある奥野ビルにあるギャラリー巷房(こうぼう)において、グラフィックデザイナー・佐藤卓氏の展覧会『佐藤卓展「2つの実験」』が開催されている。会期は2月14日まで。
もちろん少々スパイシーだが、全体的には甘みと塩味が効いている――その豊かでクリーミーな味わいを出すのにどんな材料を使っているのか、私にはほとんど分からなかったが、クラックコカインが入っていることはまず間違いないと思われた。
人間の血が通ったデザイン
手紙を書くように伝えたい。
縁の下の力持ち
直線野郎 網走番外地
役にたたないもの、
美しいと思わないものを、
家に置いてはならない。
ウィリアム・モリス
世界のどこかに生息しているであろう、珍しい生態を持つ「本」を蒐集した、
いきもの図鑑のような展示です。